劇団から会員さまにお送りしている季刊会報がありまして、
今回「楽屋シリーズ」が三回目ということなら、
それぞれやってきた
役の人物関係を書いてみようって遊びの企画で
全員がそれぞれの自分の役のことを記事にしました。
原作者の思惑から外れているのも
ザラなもんです笑
読んでみると、
これけっこう面白くて
そして
メンバーの役に対してのイメージが
「あーこんな風に考えてたんだ」とか
発見がありました。
役者が書く役柄の年表を「ツケ帳」というのですが、普通は相手役にも見せないし自分の中のイメージの
覚え書きみたいなものなんです。
今回は特別に僕が会報に投稿した
ツケ帳を公開してみようかなと。
書いたメモが去年2015年の11月4日の日付だっていうからもう半年も前になるんですね。
僕の場合、
楽屋シリーズ2本だけでなく、劇団でやってきた「役者のタキシタ君」という役がありまして、それをS.W.A.T!作品につなげられたらなーと脳内妄想していたんですよね。
舞台のネタバレにはならない内容ですが
「私を楽屋につれてって」
観劇後に読みたい方は、そうしてくださいね。
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□ツケ帳□
アングラ出身のベテラン役者
タキシタ
(注・作品年号は実際のS.W.A.T!公演です。アングラ役者タキシタ君の年表とは微妙に食い違っていたりします。そこはご愛嬌)
女優、滝さんとの出会いは、かなり昔になる。
自分の所属しているアングラ劇団から離れてアングラ劇団員たちを見返してやろうと1人乗り込んだオーディションに受かったプロデュース公演。
この舞台に出演してていたのが、当時アイドルから脱皮しようとしていた滝さん(「ザ☆舞台」2000年)
アイドルだった滝さんとの共演はタキシタにとって個人的に、かなり嬉しかった。
※追記 楽屋シリーズに滝さんがアイドルだったという設定は、ありません。S.W.A.T!作品と絡めた僕の妄想です笑
そのすぐ後、アングラ劇団は解散。
フリーになったタキシタは、知り合いの役者をつてに、小さな劇団を点々とし小さな公演で、ほそぼそと活動している。
地元の市民劇団公演のオーディションで80年代演劇を代表していた演劇人、五大海が演出するオーディションがあると聞き、演劇マニアでもあったタキシタはかなり気合いを入れて応募し見事に合格
(「ラストシーンはさりげなく」2008年)
この公演で歌舞伎役者出身の森屋正太郎を知る。高橋演出の時は、あまり関わっていないが、
この後、
しつこく五大海プロデュースのオーディションを受け、次の年の五大海演出作品にも見事に出演を決める。
そのヤクザの二人組の役は、この年の演劇ぶっくファンタジスター賞に相手役の森屋とペアで受賞。
(「Don't worry be happy」2010年)
この稽古中、森屋正太郎とは呑み仲間として仲よくなる。この時からだろう、森屋には芝居の大事なことを、さりげなくアドバイスする演劇での先輩である。
そんなタキシタも、いつの間にか五大海プロデュースではレギュラー的な存在になる。セリフこそ少ないが、印象を残す役などが多いのは、アングラ劇団出身の意地であろう。
同プロデュース公演の魔法使い三人組の芝居(「Are you princess?」シリーズ2002~2012年)では、ナベちゃんと魔法使い役で初共演、破天荒なタキシタの演技に、ちゃんとリードするナベちゃんの芝居は、名バイプーイヤーとしての資質がすでに備わっていた。
なんと
この公演のヒロイン役に滝さんが出演。
この時期、次から次へと大きな公演、掛け持ちの稽古やテレビ出演と活躍しいる彼女の姿には、かつての甘ったれたアイドルの印象はもうなく、本格的に女優活動をしている滝さんに関心していたりする。
タキシタは
90年代の五大海作品ブーム期の公演には、ほぼ出演している。
その後、
いろんな公演に出て、いろんな役者たちといい舞台を踏み、同世代の役者が次々と辞めていく中、新しく入ってくる若い役者が花開き、巣立っていくのを見て、今でもトップで演り続けている先輩の役者さんたちに関心と尊敬の念を抱きながら
いろんな人とも
たくさんの芝居とも
出会いと、別れを繰り返し
やっぱり舞台を続けていた。
そんなある日
五大海からの誘いで、知野という演出の公演にでないかと、それも、初の主役。やったこともない二枚目の役での出演だという。(「楽屋より愛を込めて」2014年)
しかし蓋を開けてみれば、知った顔だらけ、ナベちゃんや森屋、滝さんとも再会。「芝居は続けてみるもんだなー」と思う。
そして翌年
しばらく舞台を離れていた
五大海の久々の公演。
五大海演出の不条理さには慣れていたと思っていたはいたが、やはり振り回される。
スズキの座敷童役にアングラ時代の自分を重ねている。
森屋正太郎とは久々に稽古後、呑んだりしてこれまで やってきたことなんか駄話ししている仲。
決して先輩風は吹かせないが、舞台経験の豊富さから、みんなからは、なんとなく頼られる存在に。テンパる事もあるが、逆に面白くなるので、みんなからは遊ばれていたりする。(「さらば愛しき楽屋よ」2015年)
※抜粋ここまで※
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そして今回の「私を楽屋につれてって」につながる。
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…長っ‼︎
しかし「ツケ帳」なんて現代劇では
ほぼ死語じゃないかな。
新劇時代の演劇用語なんでしょうね。
久々に読み返してみると、
今やっている役と割とリンクしている感じです。よかった。
もちろん
「楽屋シリーズ」はフィクションなのですが、
僕がS.W.A.T!に出演してきた歴史であり
「役者のタキシタ君」の歴史でもあるんですよね。
なので今回の
「私を楽屋につれてって」の
「タキシタ君」も僕自身も
舞台の上での現在であるし、
「今の活躍」だし
これまでの集大成でもあるんです。
そしてそして
これは設定じゃなくて
あくまで「覚え書き」です。
ツケ帳に縛られる事は
全くないんですよ。
いい人物設定とは
物語や関係が生まれる栄養素。
稽古で練られていき
舞台に乗るものは
あくまで公演で
出来上がったものですから
役者って
こんな作業もしているんだ
なんてのを
感じていただけたら
いいかな。
最後までありがとうございました。
コメントもありがとうございますね。涼
そんな今回のお芝居
もう折り返していますね。
お時間ありましたら
ぜひ、どうぞ
予約していらっしゃる皆さま
劇場にてお待ちしております。
劇団S.W.A.T!第53回公演
『私を楽屋につれてって』
作・演出 四大海
下北沢「劇」小劇場にて
4/15金 19:00 ☆
4/16土 ▲14:00/18:00
4/17日 ▲13:00/17:00☆
4/18月 19:00
4/19火 ◯15:00☆/19:30
4/20水 19:00
4/21木 ◯15:00/19:30
4/22金 19:00
4/23土 ▲14:00/◯18:00
4/24日×13:00(完売)
S.W.A.T!割り3500
▲残席 少 ◯オススメ
当日4500 前売り3800
チケット申し込み
ではまた。涼










