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 ◎涼のどぶろぐ◎←つながり日記←

風景というか心象というか、
好きなページを開き、
ゆっくりたどって、味わうような
掌短編みたいな日記。



子供のころに読み聞かせてもらった絵本や童話の中に、
どうしても食べてみたい物や、一度は飲んでみたい飲みものがある。



たとえば、寝床のかたわら母親の物語る言葉が、挿絵の世界と折り重なり、眠りの入り口や夢の狭間に、たしかな匂いやカタチ、色や味となって、現れる。





僕の場合、
「エルマーの冒険」に出てくる。たしか、三冊目の話。イタズラでヤンチャなエルマー少年が竜の国に行くときに、旅の準備した持ち物の中に入っていた。



「ももいろチューインガム」だ。



どんな味がするんだろう。

きっと、ピンク色のビー玉のような光沢をしたガムだ。竜の背中に乗りながら、夜空の風を感じて、僕の街を見下すと、すこし小腹が空く。ポケットから「ももいろチューインガム」を一粒取りだし、口に入れる。

夜食べるお菓子は、特別な味がする。



つるんとした丸い玉を、舌で転がして、思い切り奥歯でかむ。
白桃の匂いだろうか、甘く、そして割れた球の柔らかい粉が舌に乗ると、花やフルーツの香りに思わず溢れ出たツバと混じり、ガム特有の歯ごたえが出来上がる。


「ももいろチューインガム」を膨らます。

フーセンガムじゃないから、樹脂が硬くてパチンと割れるけど今度はうっすら苺の香りが、ふんわりとする。




味わったこともないのに、
幼い奔放な空想力は、まだ見ぬ可能性の地平のように広がり、
憧れをのせて、甘い香り高く、むしろ、できたての湯気のように、心の嗅覚をくすぐるのだ。



それは、
大人になった今でも思い出せる。











なぜだろう。

今回一月の劇団のミニ公演の稽古をしているとき、よくエルマーの「ももいろチューインガム」のことを思いだしていた。



それは「とれじゃーぼっくす」という作品が、子供の向けとして始まっているからかもしれない。
もちろん、お芝居にはエルマー少年もチューインガムも出てこない。



でも、この舞台の「とある国の、とある時代」のこの場所には、幼い頃、見ていたあの独特な匂いがしていたのだろう。
「ごっこ」や「遊び」の中だけに存在する、あの世界が。



大人になった僕らが、
ふたたび、そこへ踏み出し
舞台という空間でのみ「その世界」を生きることが許されたのなら、



今、生きる子供たちに
かつて子供だった大人たちに


いつまでも、心で味わえる。


「ももいろチューインガム」になったらいいなと



ささやかに、無想せずにはおれないのだ。



























このどぶろぐに訪問くださる、みなみなさま。

稽古が立て込んでしまいコメント返せずにいます。

不義理すみません。ちゃんとお返ししますね。



いつもありがとうございます。涼























「S.W.A.T!のとれじゃーぼっくす」は、6人の役者たち。90分という時間の中、劇場だけでなく、会議室や狭いスペースでできる作品です。
日本全国を巡れたらいいなと思ってますよ。子供も大人も楽しめるそんな作品になればと、願ってます。



二日間のみの公演。

僕も出演していますよ。



S.W.A.T!の「とれじゃーぼっくす!」

2013 1・29火 15時/19時半
     30水 14時



場所 下北沢「楽園」にて
当日¥2000前売り¥2000小3~高3割り¥1000


※当日券は開演の一時間前からです。

※29(水)19:30の回は、満席です。ご了承くださいませ。涼






iPodを止めて、
冬の風を歩く。


大気が鼻をツンと刺すと
透かした星星をゆらし
街々のあかりは、
無頓着に黙ったまま
吐く息を遊ばせて
風の隙間を歩く。



いつもの坂を上ると
家家の風景が、ぼやけていた。


いい匂いがした。


道の両脇を下水の穴から
ふわふわと霞んでいる

湯気の香り

濁流が勢いよく
排水溝に響いて
叩きつけられている。

入浴剤の芳香は
家族を想像させた。

ちょうどお湯を捨てる頃だったのだろう


あの家では父親が大きくひと息をつき、幼い姉妹が明日の話をすれば、この家では兄弟たちが大きな声で百まで、我慢していたかもしれなかった。


家家から流されたお湯は
配管をつたい、
この道路の地下に寄り集まって
両脇の下水溝から
ゆるやかな湯煙りを
吹き出させていた。

ぬくんだ匂いが、
寒い夜を暖めたひとときの時間を、
ほんのり残して消えていく。


向こうの黒い道を
街灯がふんわりと照らして、
すこし酔っぱらったみたいだ。


たばこ屋の自販機を抜けると


きわめて鋭利なお月さまは、
白銀の沈黙をつづけていた。


















明けましたね。

「お前の日記、時間を超越してるよね」と

知り合いに言われました。
なはは、と僕は笑ったのですが、

日々のブログは、自分の記録として大事ですよね。
そして、こころに起こったことを、抽出して風景みたいに収めるなら絵画とか歌とか、映像とか、詩とか、あるのだろうけど。あ、小説もそうか。

このどぶろぐは、物語にも絵にも詩にも満たない、
ある風景なのかもしれません。

もしかしたら
いつか大きな物語になったり、
そしていつも
僕のしているお芝居の一部となって
にじみでてくるのかもしれませんね。

「涼のどぶろぐ」は
ブログという自由な表現で生まれて

そしてそして
みなさんからいただく
コメントとのやりとりで
育ててもらっています。
続けられています。

世の中に一つ
こんなブログがあってもいいかなと
ど真ん中なブログ
「どぶろぐ」を
これからも続けたいと思います。

日々、カタチをかえながら。

あなたのいつかの風景と
つながっていたら幸いです


今年もよろしくお願いします。涼








【瀧下涼 出演】

S.W.A.T!の「とれじゃーぼっくす!」

2013 1・29火 15時/19時半
     30水 14時

場所 下北沢「楽園」にて
当日¥2000前売り¥2000小3~高3割り¥1000

詳細。チケット。
劇団S.W.A.T!ホームページ にて→ 
※前売りは1/9より発売中です!

19日夜の回は席はお早めに!




平日二日間限定のスペシャル公演です。
狭い劇場なので、申し込みはお早めに
でわでわ(*^_^*)涼


 











「タキシタさん何やってんですか、発売してもう一週間ですよ!」
と、正太郎に焼き鳥屋で言われてしまった。




はいはい、わかってるんだけど、
うんうん書く書く。




このどぶろぐに来てくれている方々には、ほとんど無関係であると思われ気が引けているのだか、ちょっと前に告知を予告していた七月にやっていた仕事の結果がでたのでお伝えしておく。
(「つかめぬ金色 」のあとがき→ リンク)


だいだい
このどぶろぐは、静かな風景やホッと一息つけるようなものを中心に書いてきた(とおもう)ので、残酷でグロで血なまぐさい作品はちょっと流れからあわないと思ったからだ。




「(記事)すぐですよッ、すぐ!
あっ、でも一月公演のDMのメッセージは、ちゃんと終わらせてからにしてくださいね」



あいあいさー。





…で、メッセージ書きも終わったので、お知らせします
(劇団からのDMはアンケートのお気に入り役者に僕の名前を書いてくれた方々に年始早々、届く予定です)


そんなわけで



「あたたたたー」の家庭用ゲーム。


真・北斗無双〈コーエーテクモゲームス〉に、声優参加している。



photo:03




北斗無双といえば、原作は「あたたたた」のケンシロウは「北斗の拳」、そしてイケメン武将や一騎当千のアクションで世の「歴女」大量発生に貢献したであろうゲーム「無双シリーズ」の新作だ。



僕の演った役は、ジャコウ総督の息子「ジャスク」




photo:01

http://www.gamecity.ne.jp/shokuto/characters.html#tab39
(真・北斗無双公式サイトより)



…悪そうだな。
ファザコン兄弟の兄貴の方ですよ。


空いた時間を盗んで、家でチマチマと、もう5時間ほどプレステ3を立ち上げてプレイしてるんだが、まだ出てこない!


そりゃそのはず、ジャスクの登場は原作では不朽の名作「ラオウ編」が終わったあとだからだ。



だいたいジャスクなんてキャラクターは、あんま知られていない。
北斗の拳は「ラオウ編」のあとは大抵、読んでない人が多いし、読んでいても忘れ去られているのだ。
その原作でも、マイナーな「修羅の国編」ってのがあって、そこに登場してますからね。



いや~悪いヤツって、演ると面白いんですよ。
父親を崇拝していて、ちょっと頭がトロい弟にイライラしながらも、ちゃんと姑息な作戦を説明したり、北斗の拳自体が、偏った愛をテーマにしているところもあるせいか、奥深い。



欲に素直で、感情に正直。
これに、家族意外の他人の関係を利害だけの価値観にすると、ある意味とっても人間臭いなと思う部分もあるんですよね。


「欲に素直で、感情に正直。」


…カリスマじゃなかったら、一緒に仕事をしたくないタイプですな。
もちろんジャスクくんは、カリスマでもなく、多少あさはかな奴ですよ。






七月のスタジオ録りでは、マイク前に一人っきり無音室で、大汗かきながら、やらせてもらいました。声録りだけでなく、モニターでシーンを見ながら作りかけのCGアニメーションにあわせてアフレコ。
あとで話を聞くと僕の録音中、スタッフブースでは、NGも含めて大笑いしてたみたいですよ。

(え。何が?…キャラがでしょう)



この話が来てから、原作本を読み漁りかつ狙っている役がらと、フラれるかもしれないキャラを熟読したりしたのですが、選ばれた役ってのは自分も考えてなかったような「ジャスク」だったんですよ。



尽くした時間に無駄なんてなくて、むしろその方が物語の世界を広く受け入れられたりするもんです。


そして、現場で感じたスタッフさん達の「北斗の拳」へのマニアックなまでの愛情。
考えてみるとゲーム制作の「コーエー」はファミコン時代から、三国志や戦国時代を舞台にした歴史もので並々ならぬ人物たちの下調べをしてきた会社だ。

その血統を今でも引き継いでいるのだろう。



だからこそ


この真・北斗無双。
原作のキャラを驚くほど網羅していて、アニメ化されてない初登場の敵キャラや、こんなキャラまで使えるの?ってくらい大勢の登場人物を遊べるように作ってあるみたいですよ。







ぜひ、「ジャスク」であそびたいんだけどな。



うーん
やっとラオウとトキの対決だよ。
てことは、


まだまだ、だわ。




(~_~;)




早くジャスクの活躍が見たい。






photo:04




んー極悪づら。





※真・北斗無双〈コーエーテクモゲームス〉はプレステーション3、XBOX360,

WiiU用のゲームソフトです。
たしか18歳以上が対象ですよ。














本日も訪問ありがとうございます。


この一年間にめぐり会えた
すべての事と人たちに、
感謝しつつ、過ごしたいと思いますよ。


もちろん、ここでの出会いも。感謝。  涼