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風景というか心象というか、
好きなページを開き、
ゆっくりたどって、味わうような
掌短編みたいな日記。

photo:03



スマホの着信に呼ばれた。



「もしもし、」
「あ、涼ちゃん」
「あはい。お久しぶりです」


雨も降らない
梅雨のさなか


仕事もなく家にいた。
予定では、街に出て
気ままな散策でもしょうかと


ところが、今日に限って
外は土砂降り。
庭の草や木はドシャドシャ
窓を開けると、跳ね返った水玉が
顔に当たる。



こりゃだめだな。と。
薄暗い部屋のベッドに
寝ころんでいた

「一人役者が足らなくって」
「えーえ」
いつの間にか、飛び起きていた。




「人間じゃない役なんだけど、涼ちゃんしか思い浮かばなくって」



(…人間じゃない)


ま、このどぶろぐをお読みのみなさんでご存じない方もあると思いますが
この僕,劇団では面白い役で下積みから登り詰めてきたのです。



「人間じゃない役?!…やります!!」



薄暗い窓を雨粒が打つと
ありもしない雷光が瞬き
雲天を引き裂く鳴り竜が暴れた!



…雷鳴だけは

心の中で。ね。








そんなわけで今月末、

松野太紀さんのプロデュース公演の朗読劇に出演します。
今回すごく縁を感じるのに松野さんからの連絡もありますが


もうひとつが、
場所の「千本桜ホール」です

こないだ演ったばかりのイタチョ浄瑠璃の演目が

「ういるす二千本桜」って題名で


「千の桜つながり」


なんて幸先、縁起がよいんじゃないかと(笑)


朗読劇ならではの、時空と人間を超えた表現(たぶん)


咲き誇り、咲き乱れそう、みたいな。


関東近県にお住まいのみなさんぜひ入らしてくださいね。
出演者も、素敵な人たちですよ。

出演表は松野さんのHP まで、

僕は夜の出演です。


お待ちしております。涼










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朗読劇(リーディングシアター)「タチヨミ」第0巻

日時:2013年7月24(水)~28(日)
  24日19:30,25日19:30,26日19:30,27日14:30/19:30,28日13:00/17:00

場所:千本桜ホール(http://www.senbonzakura.jp/senbon/

チケット代:3500円(前売・当日共、自由席)

出演者:笠原留美、加瀬康之、神田朱未、小松由佳、高乃麗、瀧下涼(劇団S.W.A.T!)、
     竹本英史、長浜満里子、林伊織、山口勝平、他(五十音順、敬称略)

◎日付によって出演者が異なります。また、公演ごとに演じる役も違います(^-^)
演日詳細は決定次第告知致します。


★当HPでのチケット取り扱いを致します。
日時、必要枚数を下記チケット申し込みメールフォームでお送り下さい。
折り返し確認のメールを差し上げます。
(すぐには返信出来ませんのでご了承下さい)
チケットは当日受付精算になりますので
くれぐれもキャンセルはないようによろしくお願いいたします。

チケット申し込みフォーム:http://form1.fc2.com/form/?id=332935
お問合せメールフォーム:http://form1.fc2.com/form/?id=60095
*お返事はYAHOOメールからになりますので携帯の方は
受信設定でyahoo.co.jpからのメールを受け取れるようにしておいて下さいm(__)m


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チケットお問い合わせ→松野太紀HPまで








本日も、訪問ありがとうございます。.涼

























どさる。


と、いう音で目が覚めた。
庭の茂みに、実が落ちたのだ。



ベッドの傍らの置き時計を
のぞくと時間は、まだ早い。



白いカーテンは、
こぼれる光が、はちきれそうだ。



少し重い体を起こして、
ペットボトルの水を飲む。


カーテンを寄せて窓を開けると、
湿った空気が匂ってきた。


GGA SA、
GA SA、
GO SSO、と


枝が揺れている。
実を落としたのはコイツの仕業か。


鳥がいた。


芳醇な実をつけた枝を
飛び跳ね、体を寄せ、
長いくちばしで橙いろの玉をつつく。



のどごしに、
熟した実の甘さを仰いで、
また顔をうずめる。

しばらく、その様子を眺めた。





今年も枇杷がたくさんなった。
もうすぐ、この旬も終わるのだ。





それにしても
じつに美味しそうだ。




僕もいただこう。

ドクダミの茂みは
朝つゆに濡れ
足くびを湿らせる。



腕を伸ばし
低い枝を引き寄せ
文房ハサミを入れると
柔らかい一房を
採った。



(高い枝は、君のものだ)


みずみずしい
まるまるとした
びわのたま


台所の蛇口をひねり
じゃばじゃばと
水で洗う。


小皿にのせて、
薄い皮をむき
おおきな実を
ほおばる



photo:02





みずみずしい
まんまる まるまる
びわのたま


たかいえだ のは
とりたち に


おちた そのみは
むしたち に



photo:03







お湯が沸いた。
コーヒーを淹れよう。









花エッセイ集

花 蔵(どぶろアラカルト)











訪問ありがとうございます。
みなさんのコメントやメッセージは、大切に読ませてもらっています。



先日やった「打ち止めイタチョコ浄瑠璃」のLIVEの出来事を、少しずつ言葉にしています。
カタチになったらここへ載せますね。

また 涼









梅雨は明けてはいないが、もう夏空。



世田谷の区役所に住民票を取りにいった。

見上げる雲は、
ムクムクと盛り上がって青の隙間に日差しを隠す。

庁舎は、どの棟だろうと案内図を見ていると、


歌声が聞こえた。



蒸し暑いコンクリートの建物に涼しい風が吹いた。
煉瓦敷きの区民ホールの中庭で制服姿の女学生たちが、群れをなして日陰を埋めていた。


合唱の歌声だ。


ざわめきが、
庁舎に反射してのびのびとした広がりを醸しだしている。
クラスごとに練習しているのだろうか。



花壇の縁に立ち
指揮をふる白シャツの細長い腕は、重たい羽を動かすみたいに宙を泳ぐ。


「合唱コンクール」
という立て札がホールの入り口にあった。



伸びやかな長音。
どこか青草のにおいがする声たちが
弓なりの曲線を描き、
音の糸が束となってヒリヒリと空に放出される。

こっちのグループは
緑色のファイルを片手に
輪になって声を合わせる。


ひとつの歌が、となりで別の歌と重なり、少々複雑な景観をつくっていた。


それにしても緊張感と怠惰がある群れには
学校行事のきまじめさがある。


きっと順番を待っているのだろう。




武蔵野の
真白き富士を仰ぎみて
学びの庭に育ちゆく




校歌だろうか。



風は、
グレイの縞スカートを揺らし
紺の靴下が木陰に、はしゃぐ。


笑い声は、
無責任に、僕を放ったらかす。





ざわめきの隙間に
初夏の匂いがした。




photo:01



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つかめぬ金色







いつもありがとうございます。
七月に入りました。もう夏ですね。
今月末、また忙しくなりそうです。決まったら、ここで告知したいと。
このどぶろぐもマイペースに続けて行きたいと思います。
メッセージやコメントでの応援ありがとうございますね。
また 涼




↓久々のブログネタ(笑)

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