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風景というか心象というか、
好きなページを開き、
ゆっくりたどって、味わうような
掌短編みたいな日記。


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ご案内させてくださいませ。

僕の所属している劇団の小公演が今月末にあります。
関東近県で二回だけ限定公演です。

「とれじゃーぼっくす」は去年の冬に劇団の特別公演として平日二日のみでしたが
とても評判のよかった作品です。

一時間弱の作品です

後援の劇場さん主催ですので、
いつもの本公演とは大違い(涙)
破格のお値段で観劇できます。

当日券のみですよ

文章では表現できないことを
やっております



「宝箱のなかみは、なんなのか」

「子供のころの宝物、そして今の」


子供から大人まで
感じたり空想したり
ちょっと考えたり
笑ってしまったり

「とれじゃーぼっくす」では

そんな、
ささやかで大切な時間を
みなさんと
一緒に共感したいです。

劇場へ
いらしたときには、
ぜひお声をおかけくださいね

そのときを
心から
楽しみに




【関連記事】

初演とれじゃーぼっくすの頃



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【詳細】

~子供のころの宝物、そして今の~
劇団S.W.A.T!外部公演
『とれじゃーぼっくす』

5/25日18:00
5/31土14:00/19:00
二日間限定公演

前売りはございません。
当日会場にて発券いたします。



==朝霞公演==

2014年5月25日(日)18:00開演
(開場30分前 上演時間1時間15分)

★特別鑑賞券2000円
(小学2年生から観られます)


★場所
朝霞コミュニティーセンター3Fホール

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《主催》
朝霞親子劇場
http://www.asaka-oyakogekijou.org



==川口公演==

5月31日(土)
★開演14:00/19:00
(30分前開場)

★場所
りりあ催し広場

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★チケット 大人2000円
小学生~高校生1500円
(未就学児入場不可)

《チケット、問い合わせ》
かわぐち演劇フェスティバル事務局



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本日も最後まで
ありがとうございます。
では、また 涼



【関連記事】

初演とれじゃーぼっくすの頃







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パソコンデスクにしている古机の引き出しの奥には、いろんな宝物が詰まっている。



ずいぶん前に観た公演のチケットや裏山の崖で掘り起こした貝の化石、恐竜の消しゴムや金色のメダル。竹の物差しと友人からもらった万能ナイフ。

ひとつひとつを手に取ると、
それらは僅かな輝きを放ちはじめ語り出す。


でも、その声は僕にしか聞こえない。



だって、ただのガラクタだ。
楽天やamazon、
yahooオークションにも並ばない
なんの価値もないモノたち。
だけど、捨てることのできない、
どれも僕の大切な宝物だ。


ひし形の石は引き出しの隅っこに眠っていた。
手触りのいい、うすべったい石。


ずいぶん長い間
忘れられていて取り出した。
ふと手にして、
枕元のベッドチェアに置いてみるとなかなか素敵な石ではないか。



子供のころにひろった
なめらかな小石。



河原で遊んでたのだろうか?
矢の先のように鋭角にしてあるのは石器時代の物まねかな。


どこで拾ったんだっけ
と、思うがよく思い出せない。

そして僕はいつの間か寝てしまうのだ。




いつものように
寝っころがりながら、なんとなくながめる。
アナログのラジオからは雑音の混じったクラッシックが流れている。オペラのアリアかなんかだ。

ひとひらの石を握ってみると、
冷たい感触に懐かしさがある。



涼しげな川のせせらぎが目に浮かんだ。



そうか。これは
僕が10歳くらいの時、夏休み奥多摩へ臨海学校に行ったときのものだ。



浅瀬をビーチサンダルで歩きながら、石を拾う。

これは違う。
これがいい。

なるべく平たい石がいい。
半ズボンのポケットに、よさそうな石を詰め込む。


子供の頃の僕はなぜ、このひし形の石を拾ったのだろう?
それにしても河原で拾った石にしては、カタチが整いすぎている。
これは自分で削ったんだろうか。


キャンプ場の焚き火の釜戸で炊いている飯ごう、となりではぶつ切りにしたニンジンやジャガイモ、たまねぎと豚肉が大きな鍋で煮えているが、
カレーにありつくには、まだ時間がかかりそうだ。


河岸で年上のおにいさん達が、石を投げていた。
ぎゅんとなげると流れる川を小さな石が、水しぶきを切って数回弾んでは、沈む。

なだらかな水面を波紋がすべっていく。

石跳ばし遊びか。

僕もやってみるけど、なかなかうまく行かない
二段くらいしか弾まないのだ。


「お皿みたいに高速回転させて水面ギリギリに勢いよく投げるんだ」
「なるべく平べったい石がいいんだよ」
と、面倒見のいいお兄さん達のアドバイス。

石探しが始まった。
丸いものより平らなものをえらんで、その中でも一番しぶきを切って跳びそうなものを見つけた。

それらを拾いまた投げる。
暴投して、あるお兄さんの頭にぶつけて、隠れたっけ。

そして僕はそれだけでなく、もっとすごい工夫を思いついた。

平たい石を
こすりあわせて川の水で磨き、
薄く鋭利に加工するのだ。
水で濡らしながら包丁を研ぐのをなんかでみたんだ。

さっそく河原にしゃがみながら、まるで
刀職人のように小石を磨く。

磨いていると削れた石の表面が白く濁る。当たり前だが砥石でもない、ただの河原の石だ。
端角を尖らせるともっと水を引き裂くだろうとバランスよく両脇の端をそろえて削っていく。あまりに熱中しすぎて、石投げを忘れるくらいに。カレーを食べたあとも。
楕円形だったものが四角くなり、磨いて白く濁った石の表面を何十回と川の水で洗い流して仕上げていく。


このひし形の石こそは川面をしぶきを切って跳ねるにちがいないという確信があった。






手の中で、
濡れた石は
つやつやして
深く緑色に、光っていた。


それは、強くて美しい。


そして
手放すことへの
もったいなさがあった。







キャンプ場のカレーライスの味やお兄さん達の顔は忘れてしまったけど、
この石には、河原の記憶が詰まっていた。









最近、眠る前に、やっている儀式みたいなことがある。
おまじないのようなものだ。
ひし形の小石をなでながら今日を思い出すのだ。
なるべく一日の中で、
嬉しかった事や笑ったことを思い浮かべながら石の中へ刷り込むと、

寝付きもよくなるのか、
いつの間にか、ぐっすりと眠ってしまう。
夢見もいい。





河原の匂いは、もうしない。

かすかに漂うのは、
子供だった頃のなめらかな手触り。




そして、今
小石をさすると
気分がいいのは、


引き継いだ
記憶を、
重ねているからだ。





















本日も訪問、
そして最後までありがとうございます。

ここに書いた眠る前にスベスベの石をさすりながら、今日一日の嬉しかったことや笑っちゃったことを思い出しながら刷り込むのオススメです。(あ、水晶じゃない、ふつうの石がいいですよ)

やってると、その石が幸せな気分のスイッチになるのかな。

なんか、ほんと、いいですよ。


僕の場合は朝、よく行方不明になります笑
なくしたー!って探すと掛け布団の上やベッドの下でポツンと放っとかれてるのを見つけるんです。
ゴメンね。小石くん。

このGWに河原へいくのでしたら、
しっくりくる小石探しもいいですね。


コメントやイイね
いつも、ありがとうございます。
一つ一つ必ず返しますからね。


では、また。涼











◎ご案内◎
~子供のころの宝物、そして今の~
5/25・31
S.W.A.T!小公演
「とれじゃーぼっくす」
@関東近郊

出演シテマース(^_^)/涼














乾いた音たて
足もと、うねる
花殻、さざ波




夜の劇場に入るまで、ぽっかり空いた午前中。読書をしたくてベンチに座った。



公園に、風が吹いた。



この一週間はいっさい物語には触れない。それは昔からやっていること。本番中に物語はいらないのだ。



「友情に美点があるとすれば、」



桜は、ほとんど花を落とした。


「愛に負けず劣らず、落胆と激怒の尽くせぬ源泉で、それゆえに、ゆたかな驚愕の源泉でもあるという点にあることだろう。」


シオランの警句を笑えるなら、
僕は元気なのだ。


(ゆたかな驚愕って…)


「こんな贈りものを辞退するのは、道理にもとるしわざというべきである。」(※)






タンブラーのコーヒーは冷めてしまった。



散歩の園児たちが、
この公園にやってきた。



プラスチックの茶碗を持った子供が、
掲げながら花びらを待つ。



砂の
花ご飯は

空から
ふりかけ 
なければ、ならない。



ところが、
なかなか捕まらない。





わずか花
曲線えがき
わたり風







ひらいた頁に、
花びらが、落ちる





閉じようとすると、
飛んでしまった。






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(※シオラン「告白と呪詛」出口裕弘・訳)











ご訪問ありがとうございます。
4月公演は無事終了しました。
次は5月の小公演に向かいます。涼