「楽屋より愛をこめて」で、お客さまから僕が着ている衣装について
「アレなんのTシャツなんですか?」と何度か聞かれました。
なんせプリントに「人類の進歩と調和」って書いてある怪しいTシャツですからね。
その度に、お答えしてはいるんですが、そのお客様たちにも言ってないエピソードがあります。そして、劇団メンバーにも言ってない事だったりします笑
そのお話しを、しちゃいますね。
実は数年前、同じTシャツを衣装にして舞台に立ったことがあるのです。
それは、2008年の「ラストシーンは、さりげなく」(於・新宿紀伊国屋劇場)です。
地方の小さな劇団の話で、僕はアングラ劇団出身の演劇青年の役。
自然なお芝居ができなくて、どんなセリフにも変な動きと可笑しな意味づけの演技をしてしまうという人物。
いまさらですが、僕自身がそうだったと言えなくもないです笑
今回の僕の役づくりのベースには、あの「ラストシーン」の青年がいます。
アングラの彼があの物語をきっかけに地方劇団から、東京に出て数年、プロデュース公演や劇団や公演を経て、変わり者のアングラ役者から少しずつ、いろんな所から声がかかり、今回の「楽屋より愛をこめて」の劇中では可笑しな動きも含めて、
なんとプロデュース公演の主役を演っているという。
もちろんお客さまには全くわからない自分の中だけの設定です…笑
そう思いながら演っている今、この「楽屋より愛をこめて」はアングラ役者の青年の成長がとても嬉しいし、僕の願いでもあるんです。
自分で演じているにもかかわらず、後ろから見守っている親心みたいな心境なんですよ。
そんな彼の成長のTシャツでもあります。
あと、上着のジャージは「Nintendo」です。アメリカのファミコンの奴です。よく読まないとわからないので、お客さまよくぞ気がついたなーと感心しております。
ま、そんだけ舞台が、近いのですが…
どっかこの人オタクだろうなー
というのが、ちょっと開幕見えて衣装っぽい小綺麗な感じのモノがいいなと「Nintendo」です。
ええ、私物ですから僕もオタクなんですけど笑
「Nintendo」のジャージと
Tシャツロゴの
「人類の進歩と調和」
そんなこと考えているかわからないけど、生真面目な青年の
一面が出たらいいと思いながら着ていました。
最後に
「ラストシーンは、さりげなく」で思い出深いのは、
このどぶろぐの過去記事(◎←リンク
)に一回だけ描いたことのある彼が、主役の演出家役をやり、そして演劇から離れた作品でもあります。
)に一回だけ描いたことのある彼が、主役の演出家役をやり、そして演劇から離れた作品でもあります。
あのアングラ役者の青年が今回の「楽屋より愛をこめて」で芝居を続けていること。
辞めてしまった彼へ向けて
「まだ、元気に続けているよ」
と語りかけているように思えてならないのです。
直接は
つながってないのかもしれないけど
それは、もちろん
僕の言葉でも
あるんですよね。
本番では
語られない
イッショーの話でした。
本日も訪問ありがとうございます。
今日も午前中にジョギングをしているとスズナリの登り坂の教会から歌が聴こえてきました。
もう、一週間たってしまったんですね。
いろんなカタチで
応援していただいた
みなみなさまに大きな感謝です。
ではまた 涼
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