ブログネタ:予定が一日ぽっかり空いたとき何する?
参加中「あの店どこだっけ?」と
ふと、思った。
するとトタンにどうしても行きたくなるのが人間の性(さが)だ。
今日はポッカリ空いた日だ。
下北沢で散歩がてらカフェで本でも読もう。
ずいぶん前
ずいぶん前
髪を切ってもらっているときパラパラめくっていた雑誌に、おいしいコーヒー屋の特集が載っいた。
その中で下北沢のエスプレッソの小さな店が気になった。
なんとなく行けたらいいなと思っていたが、髪を切り終わると、まったく忘れてしまっていた。
ところがあのとき、
住所や電話番号を控えてもいず、写メでメモるなんて洒落たことをすることもなく、あげく何の雑誌かも覚えていない。
その中で下北沢のエスプレッソの小さな店が気になった。
なんとなく行けたらいいなと思っていたが、髪を切り終わると、まったく忘れてしまっていた。
ところがあのとき、
住所や電話番号を控えてもいず、写メでメモるなんて洒落たことをすることもなく、あげく何の雑誌かも覚えていない。
「あの辺だ」根拠はない。
北口にあるだろうと漠然とした直感だけはあった。南口の猥雑さに比べて下北沢の北口は、ちょっと整然とした小粋な店があるような気がする。
「あの辺にちがいない!ったらない!」
思い込みは確信になる。
根拠はないが、信念がある。
そう、ときに人生はよくわからない自信でなんとかなるもんだ。
とくにコーヒー屋くらいなら、ね。
朝からエスプレッソを淹れて出勤や通学に、人が並んでいるような記事だったが、
昼過ぎに駅を降りた。
ま、しかしして
「あの辺にはなかった」
この角の小道にも店はない。
あ、こんなところにラーメン屋さんが、ウームこの二階の店が変わったなぁと、見つからない。
行き着けカフェの誘惑には、負けそうになるが、
「今日は小さなエスプレッソ屋さん」と言い聞かせ
一番街商店街まで抜けようと振り切った。
しかし
どこだろうな~と探している時間が好きだ。
僕に関係なく(いや関係して在るのだが)生活をし通り過ぎる人たち。
どこだろうな~と探している時間が好きだ。
僕に関係なく(いや関係して在るのだが)生活をし通り過ぎる人たち。
学生やバンドマンや、おばちゃん、そしてカップルたち、店ごとの飾りつけや
その雰囲気を見て通りすがるのがいい。
下北沢一番街は、駅からは少し離れるが茶沢通り沿いにあるわりかし古い商店街だ。
学生の頃には伝説の300円ラーメンなんてのもあった。
下北沢一番街は、駅からは少し離れるが茶沢通り沿いにあるわりかし古い商店街だ。
学生の頃には伝説の300円ラーメンなんてのもあった。
今もその場所はカーテンがしまった空き店舗まま残っている。
(当時けっきょく食られず閉店、ここを見るたびに後悔するのだ)
僕の好きな場所に製麺屋さんがある。木造の店先。木のケースには、一玉ごと小麦粉をつけたまま、うどんや蕎麦が白くまぶされて並んでいる。
頼むと白い半紙に包んで、ビニールに入れて渡してくれるのだ。
知らない内に、そのとなりが、白いペンキ塗りの「はらドーナツ」になっているのに気がついた。
(当時けっきょく食られず閉店、ここを見るたびに後悔するのだ)
僕の好きな場所に製麺屋さんがある。木造の店先。木のケースには、一玉ごと小麦粉をつけたまま、うどんや蕎麦が白くまぶされて並んでいる。
頼むと白い半紙に包んで、ビニールに入れて渡してくれるのだ。
知らない内に、そのとなりが、白いペンキ塗りの「はらドーナツ」になっているのに気がついた。
たしかテレビのスイーツ特集で見た気がする。
下北沢に も進出(く)るとは。小さな店先に若い人が二三人ならんでいた。
下北沢は地下駅化(現在工事中)の影響もあり、新しい店舗が入ったり古いままだったり
下北沢は地下駅化(現在工事中)の影響もあり、新しい店舗が入ったり古いままだったり
新古入り乱れて、なかなか面白い。
そして
そして
意外なところで件の
「小さなエスプレッソ屋さん」は見つかった。
それは昔から知っている製麺屋さんの向かいにあったのだ!
其レハ近ク二在ルノニ気ガツカナイ。
しかもドーナツ屋と道路を挟んでコーヒー屋なんて、ベストな組み合わせだ。
開けたままのドアをくぐり、店に入った。
熱いエスプレッソを頼もうと思っていたのだが、歩いて喉が渇いていた。
「小さなエスプレッソ屋さん」は見つかった。
それは昔から知っている製麺屋さんの向かいにあったのだ!
其レハ近ク二在ルノニ気ガツカナイ。
しかもドーナツ屋と道路を挟んでコーヒー屋なんて、ベストな組み合わせだ。
開けたままのドアをくぐり、店に入った。
熱いエスプレッソを頼もうと思っていたのだが、歩いて喉が渇いていた。
アイスでミルク入りにした。
初老な感じの夫婦がやっているわりと暗い店内は、壁側に少し座る場所があり、
カウンターでも常連さんが飲んでいる。
店内は座れそうもないので、外にある背の低い木のベンチに座り、本を読む。
ストローを吸うと苦く甘く冷たいコーヒーが喉もとを通る。
少し口寂しい
向かいのドーナツは別の店舗だしヤッパ気が引けるなと思う、だって店内のお客もドーナツは持ってないようだ。
行き交う自転車や人の流れ、日も暮れかけた商店街で、文庫本を開いて過ごす。
誰か声をかけてきた。
店内は座れそうもないので、外にある背の低い木のベンチに座り、本を読む。
ストローを吸うと苦く甘く冷たいコーヒーが喉もとを通る。
少し口寂しい
向かいのドーナツは別の店舗だしヤッパ気が引けるなと思う、だって店内のお客もドーナツは持ってないようだ。
行き交う自転車や人の流れ、日も暮れかけた商店街で、文庫本を開いて過ごす。
誰か声をかけてきた。
見上げると快活そうなおばちゃん。道でも聞かれるのかと思ったがそうじゃないようだ。
もちろん知らないおばちゃんだ。
「お元気ですね」
商店街の会長さんかなと思う。そうでなくても地元の人だ。またなんでか僕に話しかけてくるのかなと、アラブやインドの人からはよく道を聞かれるけど。
ふんふんとおばちゃんの話しにうなずく。僕はこういうのが嫌いじゃない。
「ここに70年住んでいるの」
もちろん知らないおばちゃんだ。
「お元気ですね」
商店街の会長さんかなと思う。そうでなくても地元の人だ。またなんでか僕に話しかけてくるのかなと、アラブやインドの人からはよく道を聞かれるけど。
ふんふんとおばちゃんの話しにうなずく。僕はこういうのが嫌いじゃない。
「ここに70年住んでいるの」
「へー」
「こないだ、表彰されたのよ」
「こないだ、表彰されたのよ」
「長い間ここに居るんですね」
目の前にいる、ピチッとしたズボンを履き少しお腹の出た
目の前にいる、ピチッとしたズボンを履き少しお腹の出た
目尻のシワに品のあるおばちゃんと話しながら、
なぜか僕は
小学生だった頃の彼女を姿を思い浮べた。
小学生だった頃の彼女を姿を思い浮べた。
夏休み、朝のラジオ体操を早起きして毎日、校庭で体を動かしている。
そしてあっという間に時が過ぎ結婚して、母になってその子供も、もう家を出た。
その70年の商店街とそこに住んで生活している、このおばちゃん。
なんか途方もなく、やわらかい気持ちになる。
「あーそうですかー」
おばちゃんは去りぎわ、手にもった冊子をくれた。
「世田谷商店街」のやつだ。
中をみると、世田谷全般で千歳船橋や豪徳寺も載っていた。
商店街のタウン情報というよりは、
資料的な統計とかで僕の役には立ちそうになかったけど、
一番街の主ともいえる、
一番街の主ともいえる、
あのおばちゃんの話しを
ふんふんと聞きながら
僕はたしかに
街の歴史の中にいる気がしたんだよね。
ふんふんと聞きながら
僕はたしかに
街の歴史の中にいる気がしたんだよね。
ストローはコーヒーを空振りしながら
氷のカラカラという音たてて、
商店街の夕日が、沈もうとしていた。
本日も訪問ありがとうございます。
丁寧なコメントにも感謝しております。涼
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