初日打ち上げで
楽屋の片付けを終えて、劇場の近くの呑み屋で乾杯をした。
公演が始まって、ホッとしたのもあり、大切な友人のお客様たちと呑む酒は楽しく、話しは盛り上がった。
二時間枠が過ぎ会計を一次的にしめた。
若手たちや、幾人かのお客様が帰って、席を小さくして
また尽きない話を始めたとき
ブサーのような着信音が、端々でなり始めた。
エリアメールの緊急地震速報だ。
少し揺れはじめた、僕は芋焼酎のロックが効いていたのか、わからなかったが、揺れはしだいに大きくなり、騒然とした。
四階にいたので、しばらく揺れていた。
先に出たみんなの電車は止まっていないかな、なんて話をして、携帯のテレビやネットで、確認したり。宮城の方で割と大きい地震だった。
僕らは、無力なのだ。
でも、来ていただいてくれるお客様ひとりひとりに、責任がある。
こんなときだからこそ、
僕らにできるのは
「元気な物語」だと
最終日まで、とにかくやることだ。