荒れ野スーパー |  ◎涼のどぶろぐ◎←つながり日記←

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風景というか心象というか、
好きなページを開き、
ゆっくりたどって、味わうような
掌短編みたいな日記。

眠るのと食べるのどっちが幸せ? ブログネタ:眠るのと食べるのどっちが幸せ? 参加中

私は食べる










米びつ、米があとわずか。
買いにいくかと、散歩をした。

ところが米が

棚に、ない。


スナック菓子やカップ麺やパスタなんかも、なかった。

いや棚に、ないのだ。
どの店いっても


まったく、ない。



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計画停電の節電で店内は暗いが、人はみょうにたくさんいる。買い物カゴにはたくさんの食材。
しかし、スッキリした棚には
補充するものもないのか。


人はいるのに不思議な閑散だ。

ここに「餓えとひもじさ」は感じないが、
不毛なくらい
剥ぎ取られたような印象を受ける。


荒れ地みたいな店内を歩くと
味噌は、たくさん置いてあったので、袋のやつを一つ選んだ。

すこし手間はかかるが
「大豆」と「小豆」を一袋づつ買った。あと「白ゴマ」。

ここは、まだ手をつけられないようだ。僕にとって保存食ってのはこっちだ。

いや、すぐ食べちゃうけど。

スナック菓子は、腹の足しにならない。油と刺激的な調味料は消化で胃を疲れさせ
すぐに腹が減りもっと欲しくなる。


と、

カラッポになったスナック菓子の棚を見ながら思う。




しかし、物流の打撃と品薄への恐怖が、備蓄への渇望をあおる、スーパーを荒れ地にする。

なんなのだろう、これは。


さっきすれ違ったオバちゃまはトイレットペーパー12ロールを4つほどブラ下げていた。


のんきにゃしちゃいないが
資本文化の市場経済での生存競争を目の当たりにしていると、少し落ち着かなきゃ、と思う。


飯に、しよう。


とりあえず、「大豆」は夜のあいだ水につけた。

原発のニュースを聞きながら、「小豆」を煮はじめた。
さし水をしながら、アクを取りのぞく。煮立った大豆も砂糖と醤油と酒で薄く味つけ、ダシにそば汁をすこし。
小豆が煮えたら、ザルにあげ研いだ米に入れて土鍋で、いっしょに炊く。

ガスは使うが電力はいらない。


残り少ない米だ。
具だくさんにしたい。
むいた里芋とダシの魚肉ソーセージ、醤油少々と酒をくわえた。

土鍋の穴から、白い蒸気が吹き出す。
クリーンなエネルギーだ。それにしても豪勢に使った電気の代償は高価(たか)くついた。

炊き込みご飯を
茶碗によそい、大豆をそえる。

魚肉ソーセージがほんわりと里芋がホクホクと湯気、小豆のいろどり。

旨そう。


鮭のアラの味噌汁が、スープだけ残っている、オマケに昨日飲み残した「氷結のグレープフルーツ」
それらに少し水を足して、クミンシードをいれる。辛くないラー油と醤油で味を整えてて、さっきの煮小豆を具にして、少し煮立てる。
ネギをきざんて入れたら、酸味のあるタイ風のスープになった。


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素朴だが、旨い。



豆を食べると、

おならは、出るが

なんと腹持ちすることよ。



米は、いつ買えるかわからんが









食べるとは
幸せだ。


料理とは
人類が発明した
贅沢だ。



切に、思う。










<つながり日記>

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