中国の上海汽车工业（集团）总公司（上海汽車工業（集団）総公司；Shanghai Automotive Industry Corporation (Group)、略称：上海汽車／SAIC）により、2004年12月に設立された上海汽车集团股份有限公司（上海汽車集団股份有限公司；SAIC Motor Corporation Limited、略称：上汽集団）は、中国市場向けに独自展開している高級車ブランドの荣威（ロンウェイ；ROEWE）の新しいロゴデザインと、同ブランドの新しいロゴを装着したコンパクトセダン "i6 MAX (i6 マックス)" と新MPVコンセプトモデル "iM8 Concept (iM8 コンセプト)"、さらに同ブランドで新たに立ち上げる高級電気自動車（EV）ブランド "R" のコンパクトEVセダン "ER6" と新ピュアエレクトリックSUVコンセプトモデル "MARVEL-R Concept (マーベルR コンセプト)" の計4車種を一挙に公開した（※画像上：マーベルR コンセプト）。
まず、"R" ブランドの「マーベルR コンセプト」から紹介すると、同コンセプトモデルには「宇宙の光」と呼ばれる最新のファミリースタイルのデザイン言語を採用し、空力も十分に考慮した上で設計されているとのこと。フロントはスプリットヘッドライトやアッパースルータイプのLEDライトストリップを、リアはY字形のテールデザインを備える。
また、SAICの最新5Gテクノロジーとレベル3の（条件付き）自動運転テクノロジーを搭載しているという。
（ロンウェイ 新型ER6）
そして"R" ブランドの新型「ER6」だが、同モデルはロンウェイのコンパクトセダン「i6 マックス」の電気自動車（EV）バージョンであり、旧名の「Ei6」を今回新たに立ち上げられた "R" ブランドに置き換えた実質（Ei6の）フェイスリフトモデルである。
さらなる詳細は中SAIC、ロンウェイの「Ei6」を新高級EVブランド"R"に置き換えへの記事を参照
（ロンウェイ 新型i6 マックス）
次にロンウェイブランドの新型「i6 マックス」だが、同モデルは現行「i6」の実質フェイスリフトモデルであり、最新のファミリーデザインスタイルを採用。また、今回発表・公開されたロンウェイブランドの最新ロゴデザインを装着する。
ボディサイズは全長4,722mm × 全幅1,835mm × 全高1,464mm、ホイールベース長2,715mmに設定されており、最高出力17hpの排気量1.5L 4気筒ターボチャージャー付きエンジンを搭載する。
さらに205/55 R16、205 / 60 R16、215 / 50 R17の3種のタイヤサイズを用意しているという。
（ロンウェイ iM8 コンセプト）
最後にロンウェイブランドの新MPVコンセプトモデル「iM8 コンセプト」は、昨年の広州国際モーターショーにおいて披露されたMPVコンセプトモデル "Vision-iM Concept (ヴィジョン-iM コンセプト)" の進化バージョンとなり、今回はより量産型に近づいた形でお披露目された。
実際、この「iM8 コンセプト」は市販化が予定されており、既にその開発車輌も目撃されている（以下掲載）。加えて、その量産モデルは「iM8」の名称になり、「iM8 コンセプト」のデザインスタイルをほぼ踏襲するものとみられている。
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