2020年5月28日に発表予定の日産中期経営計画について情報が判明したのでお伝えする。

情報によると、今年初め、日産自動車最高経営責任者(CEO)の内田 誠氏は、日産の株主と米国のディーラーから同社の復活を加速するよう求められたことから、5月28日に内田氏は大幅なコスト削減を含むと予想される日産復活計画(日産の新しい戦略的方向性)を明らかにする予定だ。

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この計画は、他の提携ブランドである三菱やルノーとの協力により、3社の競争を減らすとの報道もあるそうで、ルノーは欧州市場を中心に販売を注力し、三菱は日本と中国以外のアジア市場に注力していくとのこと。

 

なお、日産においては日本やアメリカ、中国市場に注力していくと報道されていますが、厳密にはメキシコやロシア、南アフリカ、ブラジル、インドといった市場でも販売を継続していくことは変わらないそうですが、恐らく欧州市場撤退の理由は販売台数の低迷が大きな原因だと言われています。

 

もちろんこの他にも、新型コロナウイルスにより「中国から空輸する部品が物流網の乱れなどで十分に届いていない」ため、中国のサプライヤに依存した部品供給を行っていたことと、旧カルロス・ゴーンCEO時代から全く変化していないサプライヤに対する過剰なコストプレッシャーと切捨て(ほとんど下請けイジメで単純に安い部品をメーカーから購入していただけ)があったために、今になってそのツケが回ってきた可能性が高いと考えられ、今後はアメリカや中国、日本市場にて新製品や技術への投資を行っていくことに加え、可能な限り研究開発を抑えてコア市場・コア製品に投入できる注力していくことが考えられます。…