ヒュンダイ(現代自動車)が今年3月に披露した新EVスポーツセダンコンセプト "Prophecy Concept (プロフェシー コンセプト)" だが、同コンセプトモデルが次世代 "Ioniq (アイオニック)" をプレビューしていたことが、ヒュンダイグローバルデザインセンターの責任者であるSangYup Lee氏への取材により判明した。
つまり、「プロフェシー コンセプト」のプロダクションバージョン(生産仕様)が次世代「アイオニック」となるわけだが、また同時に、昨年のフランクフルトモーターショー(IAA)において披露した新EVコンセプトモデル "45 EV Concept" のプロダクションモデルについても言及された。
SangYup Lee氏は、「45 EVコンセプトの市販モデルデビュー後に、プロフェシー コンセプトの市販モデル(次世代アイオニック)が登場するでしょう」と述べた。
「45 EVコンセプト」の市販モデルは、イタルデザインが1974年(45年前)に手掛けた同社のコンセプトモデル "Pony Coupe Concept (ポニー クーペ コンセプト)" から着想を得ているが、より主流となっており、モダンでスポーティなEVクロスオーバースタイルに仕立てられているという。一方で「プロフェシー コンセプト」は、1930年代の合理化された時代にインスピレーションされているそうだ。
さらに両モデルは "エレクトリック-グローバル モジュール プラットフォーム(E-GMP)を基盤としたシャーシが用いられているとのこと。
なお、「45 EVコンセプト」の市販モデルは今年の終わりまでに、「プロフェシー コンセプト」の市販モデルは2021年に発表される予定である。