Fiat Chrysler Automobiles(FCA)は、今年2月6日に米国・シカゴで開催されたシカゴオートショー2020において、同社のMPV "Pacifica (パシフィカ)" のフェイスリフトモデルを発表・お披露目した。
この新しい「パシフィカ」は、新しい「FamCAM」インテリアカメラやクラス最高の高解像度イメージ、スプリットビュー、“zoom-to-seat” などのユニークな機能を提供する。
また、USB(タイプCポート)の追加や合計12個のUSB(タイプAおよびタイプCポート)、新しい10インチのサブウーファー、LEDインジケータ付きの新しいワイヤレス充電追加などのアップデートが施された他、標準の音響フロントガラスと厚みを持たせ強化したスライドガラスにより、騒音・振動・ハーシュネス(NVH)が向上。
乗り心地は、ガラスハウスの改良だけでなく、シャシーの剛性の向上とボディシールの改良で以前よりも改善されたという。クライスラーは、音声明瞭度が6〜8%向上したと謳っている。
その他、Pedestrian Automatic Emergency Braking、LED headlights with Automatic High Beams、Adaptive Cruise Control with Stop and Go、LaneSense Lane Departure Warning-Plus with Lane Keep Assistなどの安全・運転支援システムも備えられる。
パワートレインに関しては、最高出力287hpと最大トルク262lb-ftの "Pentastar" V型6気筒ユニットと、30マイル以上の電気のみの航続距離および500マイル以上の最大航続距離を走行することが可能なプラグインハイブリッドドライブトレインがラインナップされる。