オペルとボクスホールは、ベルギー・ブリュッセルで開催されたブリュッセルオートショー2020において、同社のミッドサイズセダン "Insignia (インシグニア)" とそのステーションワゴンバージョン "Insignia Sport Tourer (インシグニア スポーツツアラー)" の2020年モデルに加え、"Insignia GSi (インシグニア GSi)" も同時に発表した。
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今回は、同ショー開催当時では未開示となっていた「インシグニア」シリーズの概要を明らかにした。具体的に、新型「インシグニア GSi」にはトルクベクトリングを備えたTwinster全輪駆動システムに動力を送る新しい9速オートマチックトランスミッションを組み合わせた、最高出力227hp(169kW / 230ps)の新しいターボチャージャー付き排気量2.0L 4気筒エンジンを搭載。その他のパフォーマンス機能には、Bremboブレーキや改良されたステアリングシステムなどが含まれる。またこのモデルは、スタンダード、ツアー、スポーツ、コンペティションモードを備えたアダプティブFlexRideサスペンションも備えている。
一方、ベースモデルには新しい3気筒および4気筒エンジンをラインナップ。3気筒ユニットは「アストラ」に搭載されているものと同じであり、前期モデルよりも最大−50kg軽量化された。そして最高出力143hp(107kW / 145ps)と最大トルク174lb-ft(236Nm)の排気量1.4Lターボガソリンエンジン、最高出力120hp(90kW / 122ps)と最大トルク221lb-ft(300Nm)の排気量1.5Lディーゼルエンジン、最高出力197hp(147kW / 200ps)と最大トルク258lb-ft(350Nm)の排気量2.0Lガソリンエンジンをラインナップするとのことだ。
2.0Lエンジンは標準の9速オートマチックトランスミッションが組み合わせられており、3気筒エンジンには6速マニュアルトランスミッションないしはオプションの8速オートマチックトランスミッションが利用可能になる。