キア(起亜自動車)は、現在米国・デトロイトで開催中のデトロイト国際オートショー(北米国際自動車ショー、NAIAS)2016【プレスデー:2016年1月11日~12日、インダストリーデー:1月13日~14日、チャリティーデー:1月15日、一般公開日:1月16日~24日】のキアブースでのプレスコンファレンスで、ハイブリッド専用のグローバルモデルとして新たにリリースを予定する同社のBセグメントクラスの新コンパクトクロスオーバーSUV "Niro (ニロ)" を今年2月11日から開幕するシカゴオートショー2016【プレビューデー&チャリティーデー:2016年2月11日~12日、一般公開日:2月13日~21日】においてお披露目することを発表すると共に、そのティーザーイメージを公開した。

現在、開発が最終段階にあるというこの新型「ニロ」は、高位置にセッティングされたLEDデイタイムランニングライト内蔵のヘッドランプやキアのデザインアイデンティティー "Tiger Nose" グリルの他、アルミニウム製アンダーボディプロテクションやテールゲートの上に広がるテールライト、洗練された比較的低いルーフラインとルーフスポイラー、実用的な5ドアレイアウト、空気力学的効率を高めるために最適化されたボディパネルの採用、空力デザイン、更にはサイドモールディングを備えたホイールアーチ周りのプラスチックボディクラッディングの追加装備などを特色とすることが以前の記事により判明している。

まだ詳細は不足しているが、レポートでは、スイスで2016年3月3日~13日の日程で開催されるジュネーブモーターショー2016においてお披露目が予定されているヒュンダイ(現代自動車)の新グローバルハイブリッドモデル「アイオニック」とメカニズムを共有するという観点から、環境に配​​慮したテクノロジーや最高出力105ps(103ps/77kW)と最大トルク147Nm(108lb-ft)の排気量1.6L 4気筒自然吸気エンジンと6速デュアルクラッチギアボックス、1.56kWhのバッテリーパック、最高出力43hpと最大トルク125lb-ftの電気モーターから構成された40%の熱効率を持つダウンサイジングの次世代ハイブリッドドライブトレインなどの特定のセットに対応する全く新しいプラットフォームを基盤として設計されると言われていることに加え、ハイブリッドモデルがリリースされた後、2020までに25%の範囲で平均燃費を高めるという会社の目的の一部として、そのライフサイクルの間にもプラグインハイブリッドドライブトレインを搭載したプラグインハイブリッドモデルがラインナップに追加されると報じられているようだ。

ちなみに2013年9月に開催のフランクフルトモーターショーで新型「ニロ」の市販モデルのデザインをプレビューするコンセプトモデルとして "Niro Concept (ニロ コンセプト)" が披露されている。


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