オリンピック後の景気動向は? | 鐵屋の2代目BOSS☆BLOG

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日鋼スチール2代目社長の徒然ブログ

2代目です。

 

紆余曲折があった東京オリンピックも8/8で終幕し、よく言われるオリンピック後の景気低迷期がいよいよ始まるのかと思いきや、世の中の、特に製造大手は軒並み黒字計上されています。物価は上昇し続けており、世間が感じるほどの景気回復感はないのにも関わらず、企業業績は大半が黒字となっています。これは日本だけの景気だけを考えてみればありえないのですが、もう既に経済は世界基準となっており、世界経済がすでにコロナを乗り越え、次なるステージに進んでいることを意味しています。日本だけ取り残されているのです。その歪みが、我々中小零細企業にドンとのしかかっていて、今大変な困難な時になっているのです。物価上昇は景気にとってもいい兆候ですが、それに販価がついていけず、逆ザヤとなっているのです。そのうえ、材料がタイト化し、供給が間に合わない兆候になっているのです。いずれこれは表面化し、大変な問題に発展していく可能性があります。コロナ問題も終息できない、景気も待ったなしになってくる、政府はもう四面楚歌に陥って、機能不全になるのは目に見えています。本当に真剣に早期にこの問題を解決し、経済を元通りにしていかなければ、格差はどんどん進んでいくと思います。一人一人が、コロナにちゃんと対応し、与えられたミッションをこなしていく、そういう状況にするための整備を、政府や国には求めたいですね。