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『時たま山伏、いつもは音楽制作者』

クサリ一本で垂直な崖を登ったり、畳一畳もない岩塔の上で日がな過ごしたりする、山伏に憧れる音楽制作者のブログ。

母のワクチン接種の予約が完了。

足腰が弱く基礎疾患もあるので、主治医と相談した結果、駐車場完備の総合病院での個別接種を予約することにした。



先週始まった個別接種予約、母のヨレヨレのタブレット操作では開始時刻と同時に操作してもまったく歯が立たなかったらしい。


横浜市の予約システムにアクセスしてみる。

個人接種は病院ごとに20日先の受け入れ枠が毎日更新されている。


翌日、予約開始時間を狙ってのアクセス。

接種病院の指定までは上手くいったが、日時指定画面で何時にしようかと迷いがでた。たった12秒のことだったと思うけれど、クリックしても予約成立には至らず。



数十人、いや数百人がたった十数コマの接種枠に我先と群がっていて、鬼の形相でクリックしたり舌打ちしたり歓声をあげている人たちの姿が思い浮かぶ。SNSには予約システムの悪態をつく書き込みも多く、裏ワザやコツについて解説したブログがあるのだが、あまりピンとこない。


わかりやすいボタンや画面更新などが少ない分、テキストベースのポップアップウインドウで進んでいくシステムには操作のスピードが要求されるように思えた。


次の日、予約開始時間までみっちりと遷移画面のイメージトレーニングをしてから予約システムにログインし、予約成立。秒にして10数秒の出来事だった。


PCなどの端末操作はもちろんだが、ネットをスムーズにサーフできるスキルと経験が必要に思った。IT弱者にはかなりハードルが高いことだろう。


自治体に改善を願いたいところだが、カジノ誘致にご執心な我が首長はこの夏の首長選を控えているからそれどころではなさそう。っていうか、コロナ対策で株を上げようという考えはないらしい。


そういえば、「顔はヤバいよ、ボディやんな、ボディを」の迷ゼリフを残した国会議員の市長選への出馬が取り沙汰されているのだがなんだかなぁ、と思う。





倉本ひとみさんの訃報に接した。

彼女がキティに所属していた頃の曲。

現場のマネージャーがサビを鼻歌混じりによく口ずさんでいた。

最近活動を再開したと聞いていたのだけれど…強い意志のあるボーカルがもう聞けないのがとても残念だ。

野毛の名店が我が街にまた出店した。


モツ塩煮込みのもつしげに続いて、海鮮問屋経営のはなたれが数日前にオープン。

野毛のお店にはちょくちょく通っていたから、酔いつぶれても這って帰れる距離にお店が出来たのはうれしい。



コロナ禍のため、当分はランチ営業だけだそうだが、開店特典として0円海鮮丼を出すらしい。店の前を通った10時過ぎにはすでに30人ほどの人列ができていた。

オープン記念とはいえ、お店にはあんまり損しないで欲しいなぁと思う。




リモートレコーディングのミックス作業は今月も3曲分。

今回ミックスする曲のなかにエレキのワウとコンガを使った曲がある。


曲自体、ちょっとファンキーな感じ。リズムのキメが割と多くて縦方向のノリだけではもったいないなぁと思ったので、ちょっとグルーヴィーさを出してみようとチャレンジしてもらった。


ハードなギターサウンドとワウの組み合わせっていうのは、ジミヘンとか、まぁ、割とありがちだけれど、ここにコンガをいれるのがミソ。16のドラムビートの後ろに16のコンガが何ともグルーヴィーである。


このネタは90年代初めに仙台のパンクバンドをレコーディングした時にメンバーに教えてもらったもので、元ネタはアイズレー・ブラザーズ。




僕がアイズレー・ブラザーズの音楽を知ったのもそのとき。モヒカン気味の長髪なパンクスは初期のアイズレー・ブラザーズではジミヘンが弾いていたのだという話も教えてくれた。


考えてみれば、ジミヘンは黒人。

エモさとセクシーさとグルーヴ感はブラックミュージックから学ぶべき、と改めて実感。

残雪期の春山を日帰りで登ってきたという友人から写真が送られてきた。雪がまだ残る東北の雄大な山の景色。春山に行けずに悶々としている身にはとてもありがたい"おすそ分け"だ。

下界からあがってくる少し湿り気のある、草木の息吹をたっぷり含んだような山独特のニオイを思い出す。友人はおそらく単独、往復750キロ、2000m級に日帰りとはなんとタフな事。あり余る体力と時間を自由にハンドリングできる友人をうらやましく思う。



継続しているレコーディングセッションに加えて、新規仕事の下調べと準備があり、いずれもリモートなので匍匐前進、着々とは進むものの、進行ペースをサクサク自分で作れないことがもどかしい。


絶景や登頂時の達成感など、その時一瞬の快楽よりも、後世にずっと残り続ける名演を"パック"する方が、聞き返すたびに完パケ時の達成感や思いを何度も思い起こしてくれるからこっちの方が絶対にいいのだ!と慰めのように自分に言い聞かせながら仕事をしている。




吉岡里帆には薄いピンク、バラの香りがほんのり漂ってくるようなイメージを勝手に持っていた。ふぁーっとした何とも柔らかな風が吹いて、目を細めて穏やかになっていくような、そんな感じ。じめじめした季節に爽やかさを運んでくれる気がしていた。




彼女がURCMにでるようになってからというもの、昔の相鉄の電車やバスのようなURのイメージカラーが僕にはトラウマすぎて、彼女をテレビで見るたびに、昔の相鉄電車内のじめじめした季節に冷房吹き出し口から漂ってくる、消毒薬と何かが混じりあったような独特なニオイを思い出してしまう。




あの独特のニオイは昔の相鉄でしか体験したことがないから、ニオイから吉岡里帆を思うような体験がないのが何よりなのだが、ほのかなバラの香りから彼女を思えなくなったのが残念。