大学生だった頃、自分の通っていた大学には留学生がかなり在籍していた。なので、どの授業のクラスでも、必ず留学生がいないことはなかった。
何かの機会で、留学生と食事をする機会があった。彼は中国出身で、その時はラーメンを食べていた。
注文したラーメンが届くと、彼はおもむろに調味料のところに手を伸ばしだした。何をどうするのか見ていると、ラードに手を伸ばし、そのラードを惜しげもなく、何杯もラーメンの器の中に投入し始めた。
いれた量は半端ではなく、私はすっかり驚いてしまった。これが中国式の食べ方なのだなと思った。
いつだったか、真偽のほどは定かではないが、ロシアでは防寒のためにパンにバターを塗って食べるが、そのバターを塗るのに非常に厚みを持たせて塗るという話を聞いたことがある。
正にところが変われば風習の代わり、それにはそれなりの背景があるのだなと再認識した出来事だった。