実習制度改革、最終報告書からー3 | 気分飄々

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端くれキャリアカウンセラーの日常顛末記



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漂の字 談じます。

 

下記会議内容より。

技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第16回)

 

気になっているのはまだあります。

制度そのもので、監理団体の権限強化のこと。

仕方がない面はあります。

労基署や入管が十分に対応しきれないからですよね。

それだけ監理団体の資格認定も厳しくなるのでしょう。

でもこれ、受入れ企業に跳ね返ってくるってことですよね。

 

育成就労としての受入れ企業は相変わらず負担が増えるんでしょうね。

事務的なもの。金銭的なもの。労力的なもの。

 

新制度の基準より厳しい基準を設けて受入れ企業に求めてくる監理団体。

適切、適正な制度運用のためと言われれば大抵の受入れ企業は応じざるを得ませんよね。

これは辛いなあ。

 

付き合いのある監理団体の1社は、これが本当に厳しくて高圧的で辟易しているのに。(そのくせミスもするし)

 

受入れ企業の負担軽減についての言及がなかったのが、すごく引っかかっています。

大変なんだぞ。実習生の適正な管理。3年間彼らを守るのって。

 

あと新制度では育成就労だけで帰国されたら受入れ企業が損する印象を受けます。本人が3年で帰りたいと言ってきたり、現行制度のように、育成就労での受け入れはできても技能実習では受け入れられない企業が、育成就労期間を終えてから国内他社に移行、転籍されたら育成就労で面倒見ていた企業の担当者は徒労感に苛まれるんじゃないかな。

 

漂の字 現行制度を発展的解消っていうけど、言う方は気楽でいいよな。