漂の字 談じます。
サービス残業とは昔からよく聞く言葉(サラッと書くのも異常だが)で、指示され残って業務をしてもお金が出ないもの。具体的な指示はなくても「圧」を受け、やらざるを得ないもの。
なので、勤務時間としては記録が残っているものである。
ステルス残業とはこの記録が残らないもの。
退勤打刻をしてから業務をやったり、自宅に持ち帰って業務をしたり。
会社に残れず、でも業務は終わらず・・・なんていう場面がそうです。
恥ずかしながら私もよくやっていました。
今も時折あります。
帰りに実習生社宅に寄っていろいろと指示や連絡事項、果ては込み入った作業をしたり。なんていう場面で。
ステルス残業は、サービス残業よりたちが悪いですよね。
上の者は実際には具体的な指示命令はしていないことが多い。
ただ業務量と納期と、労働者の処理能力の兼ね合いなんかで労働者側の責任感に訴えかけ、やらざるを得ない状況に追い込んでいく。
上からしてみれば「そんなことやれなんてひと言も言っていない」となるのでしょうが、そもそも時間内に終わらないことに不満を持っていることが多いので「終わらないので残業させてください」なんて言っても「やり方が悪い」とかあれこれ言ってくるケースも多い。
それを受けてやる方も「そんなことを言われるなら、残業させてくれなんて言わないよ」という感じで、ステルス残業に張らされることも多い。と思う。
管理職に悪意があるとすれば巧妙だし、悪意がなければ管理能力に欠けていると思う。
これ、結構あると思います。自分がやっていたから言うわけでもないですが。
残念ながら私の職場でもチラホラ。
自身もそれをステルス残業、サービス残業と認識していないと思われるケースもあります。
漂の字 まぁこんなのが社内に人が定着しない一因なんでしょうね。要因はこれだけではないはずですが。