今回はツーリング用ボディの剛性に関する話です。
実車の場合、ボディ剛性はとても重要です。
しっかりとした剛性を確保しないと走行性能は大幅に下がります。
特に近年ではボディ剛性脳重要性は高まっています。
車両重量が多少増えても、剛性を確保したほうが良いような流れです。
これはRCカーでも同じですが、RCカーの場合はシャーシ剛性になります。
しっかりとしたシャーシ剛性を確保して、そして近年ではシャーシフレックス調整が重要です。
ハイエンドツーリングでもしっかりとしたシャー0市剛性を確保しないと、きちんと走れません。
特にハイグリップカーペット路面ではアルミシャーシの剛性が必要になります。
そして今回はツーリングカー用のボディ剛性に関してですが、ボディはただのカウリングです。
そのため近年では速く走るために、ボディはどんどん軽量になっています。
薄い素材のポリカを使い、ペラッペラのボディで走っています。
カウリングにはシャーシ剛性は関係しないので、軽いほうが良いという考えです。
ただそれは個人的には少し間違っているような気がします。
確かにカウリングの剛性の重要性は低いですが、走行フィールに与える影響は大きいです。
現在の高速化したツーリングでは、カウリングに大きな空気の力が加わります。
そのためカウリングとなるボディの剛性が低くなると、一気に走りにくくなります。
現在の私はZooRacingのBWOAHやZOODIACのような0.7ミリ厚のボディで走っています。
そして現在のレース用ボディの主流は0.5ミリ厚くらいだと思います。
そこからさらに軽量な0.4ミリ厚ボディの需要も高まっています。
ただそのようなボディの剛性はほぼ皆無なので、ステフナーを追加して走らせています。
ただいくらステフナーを追加しても、本来の剛性が低いのでさほど変わりません。
特にボディサイド部分の剛性が低くなると、安定したコーナリングは難しくなります。
不安定なラインになり、どうしてもブレやすくなるんですよね。
私はそれを嫌って、0.7ミリ厚のUSGTボディを好んで使っています。
最新レース用ボディは素晴らしいですが、軽ければ良いという訳ではありません。
もちろん軽さも重要ですが、しっかりとした剛性ありきの話です。
レース用超軽量ボディでの走行は結構難しいです。
そう感じている方々は、試しに現在種類が増えているUSGTボディを使ってみることをおすすめします。
それで明らかに走りやすくなったのなら、ボディ剛性が低かったことが走りにくい原因になります。
この違いはハイエンドツーリング初心者でも分かるので、ボディ剛性の重要性に気付きやすいです。
無理をして操縦しにくいレース用ボディを使うより、操縦しやすいボディで走ったほうが楽しいかと思います。