新たな動画を作成しました。

炎上しそうな過激な内容になっています。

 

私は過去に参戦したレースでレギュ違反の常習犯だった前科があります。

もちろんレギュ違反は悪いことです。

悪いと分かっていても、やってしまう場合があります。

なぜやってしまうのでしょうか?

やってバレたら居心地が悪くなり、デメリットばかりです。

 

これは個人的意見ですが、レースに本気で取り組む人ほどレギュ違反しやすいと思っています。

例えば腕と速さにはそこそこの自信がある。

レース前の準備も出来る限り頑張った。

そんな状況でレースの予選で100%のパフォーマンスが出せた。

それでもまだ上位とは結構大きな差がある。

そんな場合、どんな気持ちになると思います?

 

とてつもない絶望感に包まれます。

 

もちろん腕も未熟で、準備不足だったことが要因です。

でもその場ではそこまで気付きません。

目一杯頑張ったのに、まだ速くしなければならない?

どうすれば速くなれるの?

って感じで軽いパニック状態になります。

そんな状況になると、

『多少インチキしてもバレないよね?』

という悪い心が顔を出します。

それがレギュレーション違反に繋がります。

 

まあ私も過去に色々やらかしました。

おかげですっかり嫌われ者になっています。

レギュ違反ばかりすると、マジで居場所が無くなります。

まあ私がレースに参加することで、他の参加者が不快な気持ちになっちゃいます。

その自覚があるので、最近の私はレースには一切出ていません。

 

あと日本は欧米より潔癖感が強いと思います。

日本人は結果も大事ですが、その過程も大事にします。

結果【リザルト】が良くても、過程【プロセス】が正しくなければ評価されない。

そんな風潮が強いです。

それに対し欧米は結果を出すことが全てです。

リザルトを出すために最善のプロセスを追求します。

それを強く感じたのが数年前のルマン24時間レースですね。

トヨタ、アウディ、ポルシェの三つ巴の時代です。

トヨタはレギュレーションの枠内で目一杯の開発をしていました。

それに対しアウディとポルシェはレギュレーションの枠を超えた範囲での開発をしていました。

そして出来上がったものを使えるように、主催者とレギュレーションの調整をする。

アウディとポルシェはそんな感じの戦い方です。

トヨタと比べて開発の枠組みがかなり広いんです。

その時点でトヨタは不利だと思いました。

せっかくレギュレーションの枠内で開発しても、レース前になるとレギュレーションが微調整される。

それではレギュレーション枠内での開発が無意味になります。

でもそれでもレギュレーションの枠内で開発して頑張るのが日本ですよね。

自分たちが有利になるようにレギュレーションを調整する。

これはモータースポーツの政治の話です。

この政治関連の話は日本では嫌われます。

でも私はレースで結果を出すには政治がもっとも重要だと思っています。

こんな考えの持ち主だから嫌われるんですよね。

その自覚はありますが、でも考えを改めることはないと思います。