クリティカルシンキングとは、日本語訳すると批判的思考となる。

ロジカルシンキングが論理的思考であることは、広く一般的だが、クリティカルシンキングはあまり一般的ではない。

クリティカルシンキングについてチャッピーに解説してもらった。



私の捉え方としては、ある論理があった時に、その論理が破綻するケースは何かを考えることだと理解している。


例えば、自社の離職率が高いことを懸念している経営者がいるとする。

従業員にヒアリングすると、給料が低いからだという。実質的に近隣の同業種の水準より3%くらい低いことがわかっている。

一般的な退職理由としても給料が低いのは主要因として挙げられる。

この時の有効な対策は、給料を上げることと論理的には考えられる。

内部環境と外部環境からの論理の積み上げによった対策にはなっている。


ここでクリティカルシンキングをするとこうなる。


給料が上がったことによって、本当に離職率は下がるだろうか?下がったとしても、期待する離職率に届くだろうか?

離職率を下げるための方法としてもっと有効な施策はあるのではないか?

そもそも、離職率が高いと言っているが、当社のマネジメントの仕組みや、ビジネスモデル上では、ある程度の離職率は受け入れるべき水準なのではないか?


こんなことを考えることになる。


これによって、論理的思考領域の穴が発見されたり、思考の前提の整理が行われる。

ロジカルとクリティカルが相互に繰り返されることで、思考が磨かれ、より洗練される。


端的に述べると、一度立ち止まって、振り返って、本当に大丈夫?という流れを作るということだ。



自分のロジカルな思考に自信を持っている人ほど、有効に働くと思う。


ビジネスの視点で考えれば、世の中に当たり前はないと思う。

その一時点では、その様なこともあるが、時代は変化し、経済環境は変化し、人々の何があるべきかも変化している。

論理的思考は、過去の事実を元に前提が整理され、掘り下げて、一つ一つ積み上げて考える思考法だ。

過去の事実がそうであったからといって、今後もそうであると限らない。


誰も予測できない今と未来だからこそ、批判的な思考も必要だ。


この思考法は、性悪説的であるし、否定的なものなので、コミュニケーションには向かない。

誰かと対面する時は、この思考方法は、頭の中で処理をして、性善説的、肯定的なアプローチに変換しコミュニケーションすることが望ましい。



ウミガメのスープというゲームがある。

このゲームは、水平思考クイズゲームと題されている。

「女性が、あるものを買えなかったことで喜んだ。なぜ?」という様な出題に対して、答えを知っている人に対して、回答者は、はいかいいえで答えられる質問をする。

早く答えにたどり着いた人が勝者となる。


これは、大変良くできたゲームで、世の中の当たり前を当たり前にせず、与えられた文章からその背景や状況をヒアリングし、真因にできる限りはやく到達するという設計となっている。


このゲームは、クイズ法人カプリティオの開発物である。

企業向け研修として、ウミガメのスープを用いて、論理的思考・批判的思考を学べるものが作れれば、新入社員向けの研修や、幹部向けの研修に活躍するのでは?と思った。そういうものを作るなら、開発者の許諾が必要だろう。


この案は、今後のビジネス案の中に書き留めておくとする。


今回は、クリティカルシンキングの考え方と使い方を整理した。普段の思考も改めて、ロジカルとクリティカルを交互に展開し、より洗練された考えを持ち、起業活動を進めて行きたい。




ちなみに、先ほどの問題の答えは、「女性が実年齢25歳でコンビニでタバコを買おうとしたら、年齢制限で買えず、若く見られたと喜んだ」です。