岩佐美咲 アキラ特別盤発売中!5/23赤羽美声堂歌唱キャンペーンレポ 赤いスイートピー | KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

ネットワークや融合によって音楽文化を発信する。
音楽による新しいビジネスの形を提案していきます。
音楽イベントやビジネスを制作、プロデュースします。
皆さんよろしくお願いします。

 

2022年5月25日 岩浅美咲「アキラ」特別盤発売!

           
今回発売される特別盤は、表題曲「アキラ」の他に、特別盤Aのカップリングには人気ユニットYOASOBIの「夜に駆ける」、特別盤Bには宇多田ヒカルの「SAKURAドロップス」のカバーを新たに収録!ジャケットのデザインも一新してリリース!

◇発売日 2022年5月25日(水)



【特別盤A】
TKCA-75041 / ¥1,227+税 (税込¥1,350)
1. アキラ
2. 夜に駆ける
3. アキラ<オリジナルカラオケ>
4. アキラ<半音下げカラオケ>


【特別盤B】

TKCA-75042 / ¥1,227+税 (税込¥1,350)
1. アキラ
2. SAKURAドロップス
3. アキラ<オリジナルカラオケ>
4. アキラ<半音下げカラオケ>

 

赤羽美声堂 岩佐美咲「アキラ 」特別盤発売歌唱キャンペーン

 

岩佐美咲の新曲「アキラ(特別盤A)」「アキラ(特別盤B)」発売を記念し下記会場・日時にて歌唱キャンペーンを開催します。

 

【会場】   

■5/23(月) 15:00~ 赤羽美声堂(問)03-3901-5512

(東京都北区赤羽2丁目1-20 (JR京浜東北/埼京線他「赤羽」駅東口から徒歩約3分)

【イベント内容】  

ミニライブ&特典会(対象商品購入者優先入場/ 観覧多数の場合入場制限あり)

 

【参加方法】  

対象商品購入者 優先入場(観覧多数の場合入場者数を制限させて頂きますのでご了承ください)

※対象商品をご購入の方 先着順に観覧エリアにご入場頂きます。

※入場者数が上限を超えた場合でも歌唱ステージ終了後の特典会(2ショット撮影会)にはご参加頂けます。

 

【対象商品】 

5/25発売 「アキラ 特別盤A」TKCA-75041/定価¥1,350(税抜 ¥1,227)・「アキラ 特別盤B」TKCA-75042/定価¥1,350(税抜 ¥1,227)

 

【特典会・レギュレーション】

イベント当日、レジカウンターにて岩佐美咲2022/5/25(水)発売シングル「アキラ」特別盤A/特別盤Bをいずれか1枚をご予約購入いただいた方に先着で直筆サイン入り色紙(1枚)または「アキラ」特製ステッカー(1枚)をプレゼントします。

また、特別盤A+特別盤Bを同時にご予約購入(合計2枚)頂いた場合は直筆サイン色紙(1枚)または「アキラ」特製ステッカー(1枚)に加え、歌唱ステージ終了後に行われる「2ショット撮影会(特典券1枚配布)」にご参加頂けます。

 

【イベント内容に関するお問い合わせ】

㈱徳間ジャパンコミュニケーションズ 岩佐美咲インフォメーション info-iwasa@tokuma-japan-c.co.jp

営業時間(月)~(金) 11:00~18:00

注)土日祝日は休業になりますので平日に順次お返事させていただきます。

注)購入方法や購入受付期間など販売に関する問い合わせは開催店舗の赤羽美声堂にご連絡下さい。

 

岩佐美咲ツイッターより

 

岩佐美咲5/25発売「アキラ」特別盤A、B予約・発売イベント情報

 

5/05(木) 13:00 浅草 音のヨーロー堂(有観客&配信)

5/05(木) 15:00 浅草 音のヨーロー堂(有観客)

5/08(日) 13:00 リミスタ 歌唱&インターネットサイン会(配信)

5/14(土) 13:00 浅草 音のヨーロー堂(有観客&配信)

5/14(土) 15:00 浅草 音のヨーロー堂(有観客)

5/15(日) 15:00 秋葉原 エンタバアキバ(有観客)

5/21(土) 13:00 リミスタ 歌唱&インターネットサイン会(配信)

5/22(日) 14:00 埼玉 丸広百貨店入間店(有観客)

5/23(月) 15:00 赤羽 美声堂(有観客)

5/25(水) 15:00 秋葉原 エンタバアキバ(有観客)

5/25(水) 18:30 リミスタ 歌唱&インターネットサイン会(配信)

5/26(木) 15:00 秋葉原 エンタバアキバ(有観客)

5/26(木) 18:30 リミスタ 歌唱&インターネットサイン会(配信)

5/27(金) 15:00 秋葉原 エンタバアキバ(有観客)

5/29(日) 13:00 浅草 音のヨーロー堂(有観客&配信)

5/29(日) 15:00 浅草 音のヨーロー堂(有観客)

 

詳細

 

岩佐美咲「アキラ」2021年10月6日発売

 

【初回生産限定盤】

[CD+DVD]TKCA-74991 / ¥1,636+税 (税込¥1,800)
[CD]
1. アキラ
2. ありがとう(いきものがかり)
3. アキラ<オリジナルカラオケ>
4. ありがとう<オリジナルカラオケ>
[DVD]
1. アキラ  MUSIC VIDEO
2. アキラ  MAKING VIDEO


【通常盤】 

[CD] TKCA-74992 / ¥1,227+税 (税込¥1,350)
[CD]
1. アキラ
2. ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~(森口博子)
3. アキラ<オリジナルカラオケ>
4. ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~<オリジナルカラオケ>

 

 

岩佐美咲「アキラ」特別盤赤羽美声堂歌唱キャンペーンレポ

 

2022年5月23日

 

2022年5月23日は赤羽美声堂にて岩佐美咲さんの5/25発売「アキラ」特別盤予約キャンペーンが開かれました。赤羽美声堂はJR赤羽駅から徒歩3分ほど、商店街の中にあります。開始45分前には到着し、どういう形でイベントが行われるかを確認。付近では警察のCM撮りが行われており、しばらくその場からは離れました。席は30席ほど、始まるころには座席はいっぱいでお店の外から立ち見で観覧するお客さんもいました。30分前にお店に入りましたが、岩佐さんが到着したのは開始時間間際になってから。いささか急いだ様子でお店の中に現れキャンペーン開始です。

曲は鯖街道。美声堂さんには以前からお世話になっていた岩佐さんですが、この日の前にここを訪れたのは2017年鯖街道の時だったと言います。随分ご無沙汰していましたね。よく話しかけてくる店長さんと奥様、家族経営のアットホームな雰囲気でライブは進行していきます。あまり広くはない店内で至近距離で演歌を聴く、これgあ本来の演歌歌手のキャンペーンです。このような形のキャンペーンは昔ながらの風情があり、とてもいい雰囲気ですね。やっとキャンペーンができるようになって感謝です。

岩佐美咲インスタより2017年の美聖堂キャンペーンはこれかなと思います?

「ありがとうございます。改めまして皆さんこんにちはー岩佐美咲です。よろしくお願い致しまーす。この美声堂さんでのキャンペーンはほんとに久しぶりでして3年ぶりということです。デビューの時からほんとにお世話になっておりまして色紙も飾ってあります。昔のもどっかにはあると思いますので、お暇なときに探してみてください。なかなか2年位キャンペーンができなくて、今日ここでできてほんとにうれしく思います。今日は平日の月曜日ですよね。お忙しいところいらしていただいてほんとにありがとうございます。今日来てよかったなと思っていただけるように精いっぱい歌います。今日はよろしくお願いします。なんで一曲目を鯖街道にしたかというと、ドレスがサバっぽくないですか?1月の生誕祭で着させていただいたドレスです」

岩佐美咲祝10周年&生誕祭より

「今日は5/25発売のアキラ特別盤のキャンペーンで歌わせていただいているんですけど、今日は23日なのであと2日ですね。今が頑張り時だと思います。ショッピングセンターとかではカバー曲が多いんですけど、今日はオリジナル曲を多めにしたいと思います。それでは恋の終わり三軒茶屋聴いて下さい」2曲目にオリジナル曲を歌うのは珍しいですね。恋の終わり三軒茶屋はファンの方達も好きだとおっしゃる方が多くて、いろいろ思い出を作った曲として私も記憶に残る曲です。

「そうですねえ、何をしゃべろうかなあ。昨日も埼玉県の入間市のほうでキャンペーンやらせていただいて、同じ事務所の水森かおり先輩が同じ場所でキャンペーンをやっていまして、美咲ちゃんにプレゼントがあるということで、ネットで美咲ちゃんを思い出して、これ買っちゃったんだよねと言って、エビのヘアクリップいただきま本当にうれしく思いました。私ほんとにエビが大好きで一生大事にしたいし、棺桶に入れたいです。私棺桶に入れたいものリストアップしていまして、自分のファーストコンサートのDVDもリストに入っていますね。私だけかな。大事なものとか、出たかった番組があった時とか、会いたかったかった人に会えた時とかリストにしています。5/28サブちゃんと歌仲間に出演させていただきます。その次の日NHK新BS日本のうたに出演します。新潟で収録されたんですけど、もう曲を言ってもいいのかな?まだ?私のオリジナルは全て秋元康先生にプロデュースしていただいているんですけど、その秋元康先生の曲です。暖かい目で見守って頂けたらと思います」

岩佐美咲ツイッターより 5/22丸広入間店キャンペーン

「25日にリリースを控えていますので、ほぼ毎日キャンペーンがありますので、ぜひ応援していただきたいです。次はリクエストカバーズという私の一枚目のアルバムの中で、ファンの方からのリクエストで選ばせていただいた曲を歌っているんですけど、その中からこの曲を聴いて下さい。松田聖子さんの赤いスイートピー」この曲は2020年2月27日のイトーヨーカドー錦町店でのコロナによるキャンペーン中止前最後のキャンペーンで歌って印象に残っている曲です。岩佐さん赤いスイートピーはライブでも何回も歌っており、得意としている曲だrと思います。岩佐さんの歌う赤いスイートピーは松田聖子さん的なかわいらしさがあり、とってもいい感じですので、気になる方はアルバムのほうでぜひ聴いてみてください。

 

岩佐美咲 2020年2月中止前、春日部、小岩、イトーヨーカ堂錦町店3イベントレポ

岩佐美咲ブログより2020年2月27日一―ヨーカ堂錦町店キャンペーンより

 

 

わさみんの「赤いスイートピー」 リクエストカバーズより

 

3曲目は松田聖子さんの「赤いスイートピー」でした。以前にも何回か聴いたことがありますが、キャンペーンでは久しぶりでした。以前にも増して素晴らしい出来でした。「何枚目のシングルのカップリングでしたっけ?1枚目?2枚目のシングル?」おや「赤いスイートピー」は2013寝11月発売の1stカバーアルバム「リクエストカバーズ」に投票一位で収録されていて、それが初めてでして、2014寝1月発売シングルでは2nd「鞆の浦慕情」に収録されています。「その時のCDには私の初々しい赤いスイートピーが収めあれていますので是非聴いてみてください」

「リクエスト・カバーズ」はファンからのリクエスト曲をわさみんが歌った演歌、歌謡曲のカバー集。全国から約2万通のリクエストが集まり、その結果が9月17日に池袋サンシャインシティ噴水広場で行われたイベントにて発表された。岩佐さんは「『赤いスイートピー』はカラオケでもよく歌う曲ですし、『AKBINGO!』内で行われたカラオケ大会で優勝させていただいたという思い出の1曲でもあるんです。私の母が松田聖子さんの大ファンなのですごく喜んでくれると思います」アルバムについては「たくさんの方に愛されてきた曲ばかりなので緊張しますが、このカバーアルバムで成長したと自分自身が実感できるような歌が歌えるようがんばりたい」

 

渋谷で開かれた発売イベントでは1000人のファンが集まり『愛のままで…』『赤いスイートピー』を披露し「武道館2daysできちゃいますね!」

当時の岩佐美咲コメント 発売前日渋谷マルイシティ (2013年11月6日’岩佐美咲ブログより)

「ついに明日アルバム発売日だあーヽ(;▽;)ノ皆さんの手元に届くのかあ どきどきだなあ 一曲一曲いろんな事にぶつかりながら真剣に向き合って 大切に歌わせて頂きました。 一つの夢であったアルバム、凄く嬉しいです!!! また皆におめでとうって言ってもらえる結果になるように、たくさんの方に聴いてもらえるように、明日からの関西も頑張るぞーーー\(^o^)/」

岩佐美咲ブログより 祝10周年&生誕祭

「楽しい時間はあっという間で次が最後の一曲となってしまいました。ほんとはみんなでえ~~~と言うところなんですけど、しゃべれんないのでX作っていますね。最近は自分で言ってますよ。今日は5/25発売の「アキラ」特別盤のキャンペーンということで歌わせていただいておりますので、最後はこのアキラを歌わせていただきたいと思います。去年の10月の発売なんですけど、そのころは今のようになかなか活動ができなくて、せっかく素敵な歌をいただいたのに歌う機会が少なくて、悔しいなあ、もったいないなと思っていたんですけど、少しづつ皆さんの前で歌えるようになり、このタイミングで特別盤を出せるのは、ラッキーだし、すごく自分にとってチャンスだなあと思っています。ここで皆さんのお力をお借りしてもう一回盛り上げていけたらと思います」

「今回も秋元康先生に作詞していただきまして、北海道の函館が舞台となっております。函館でアキラと出会い、過ごした日々、その思い出が忘れられずに年に何度か函館に思い出巡りに帰ってしまうという女性が主人公の歌になっています。歌謡曲テイストなメロディですので、カラオケなどでも歌って応援をしていただきたい一曲となっております、アキラさんいますか?いない?では周りのアキラさんに伝えていただきたいです。それでは最後に私が今一番頑張っている曲です。聴いて下さい、アキラ」

音のヨーロー堂岩佐美咲配信キャンペーンより

「ありがとうございます。是非アキラ、岩佐美咲の応援していただけると嬉しいです。最後までお付き合いいただきまして本当にありがとうございました」アキラについてはいろいろなところで書いていますので、また別の記事で読んでいただければ幸いです。すでにいろいろと言うことがないほど安定しtあ歌唱を見せてくれていますので、応援よろしくお願いします。本日は歌唱はしませんでしたが、今回特別盤収録のSAKURAドロップスも聴かせていただき、これは素晴らしいと思いました。岩佐さんの歌うこの曲はンジが広くて、高音でもよどみなく伸びのある歌声で前に響いてきます。もう一曲がYOASOBIさんの夜に駆けるをカバーしています。難曲ですがかなり練習して、彼女の個性で歌いこなしていますので、ぜひCDのほうで聴いていただければと思います。美声堂さん、岩佐美咲さん、会場にお越しいただいた皆さん本当にありがとうございました。

 

岩佐美咲5/23 15;00~赤羽美聖堂 セットリスト 

  1.鯖街道  2.恋の終わり三軒茶屋  3.赤いスイートピー  4.アキラ

 

岩佐美咲コメント 赤羽美声堂でのキャンペーン!たくさんの方にお集まりいただき幸せでした。ありがとうございました。初めましての方がいたり遠くからお越しくださった方がいたりして、嬉しいな嬉しいな。来てよかった〜と思って貰えていたらいいな。デビュー当時からお世話になっている美声堂さんですが今日はかなり久しぶり。。いつぶりかと思ったらなんと前回は鯖街道ですって!それすなわち5年前。店内に飾ってあった当時の写真を見たら前髪が長くて懐かしくなりましたあー笑 もう2度と伸ばしたくないぜ。。今日はファンクラブイベントぶりに着たこちらのドレスを着ました。どう?これで赤羽を少し歩いたんだけど、結婚式に行く人だと思われただろうなあ。明日はキャンペーンはお休みして別のお仕事です。明後日(25日)はエンタバアキバで15:00〜リミスタの生配信が18:30〜です!連日同じコースなので応援よろしくお願い致しますううううう。(岩佐美咲ブログより)

 

 

以下画像は徳間ジャパン岩佐美咲「アキラ」MVから引用させていただきました。

 

岩佐美咲「アキラ」レポ 楽曲レビュー&発売一カ月感想

~函館の美しき街並からアキラの思い出を巡る~

 

 

岩佐美咲「アキラ」発売一カ月にあたり 

 

岩佐美咲さんの「アキラ」10/6に発売以来一カ月たちました。発売週オリコン演歌歌謡部門で1位をいただき出だし好調1カ月たっても有線リクエストで好位置をキープするなど、まずますの成功を収めたように思います。とはいえこれからが本当の勝負、演歌歌謡曲の真の評価は、時間がたっても色あせることなく長期間にわたってヒットし続けること。できるだけ多くの方の耳に届き、愛される歌になること、その目標のためにさらに歌い続けなければなりません。今回はこの「アキラ」についての楽曲レビューと1カ月を経過しても感想を書いてみたいと思います。そしてこの曲のすばらしさを再認識し、今後の展開につなげていければ幸いです。皆様もいろいろな感想をお持ちだと思いますが、新たな発見の機会になればうれしいです。

 

「アキラ」という楽曲

 

「アキラ」の初披露は8/13 10周年神コンサートの時でした。内容については認識が足らなかったのですが、サビのところの ねえアキラ♪というフレーズが耳に残り、さすが秋元康先生作詞、人を惹きつけるインパクトのある曲だと思いました。それと同時に古くからあるような演歌調の雰囲気も感じられ、歌謡曲としてもクラシカルなわかりやすい曲だと思いました。「アキラ」はAメロとサビと大サビで構成され、サビ以外は同じメロディーが坦々と続くシンプルな曲です。インパクトはありますが非常に単純な曲で、現代の早くて複雑な展開の歌が多い中で正直このオーソドックスな曲が受け入れられるかどうかは未知数だったのです。しかしポップスにとってシンプルで聴きやすいことはよいことでもあると思います。岩佐さんの素直な歌い方やキャッチ―なフレーズがより多くの方に受け入れていただける要素を含んでいる歌だと思います。、、

歌詞は函館で付き合っていた二人が別れてしまって、一人東京で暮らす女性。しかしアキラという男性のことが忘れられす、年に何度か函館を訪れて思い出での地を巡る女性が主人公の曲です。一言で言って歌謡曲路線は引き継いでいるものの、歌詞の内容的には昭和演歌的な要素も取り入れ、函館という舞台とともに、情緒あふれる雰囲気をもった曲に仕上がっていると思いました。秋元先生らしいアイディアも随所に見られ、サビのねえ、アキラ・・・というフレーズや振り付けなど、聴く人に印象づけるようによく工夫された曲だと思います。岩佐さん以前はこういう大人の曲を歌うと挑戦の曲だとよく言われておりましたが、彼女ももう26歳、立派な大人の女性であり、こういう曲を歌わせても、聴く人のみならず彼女自身違和感なく受け止めてられるようになっているようです。デビューしたての頃は秋元先生が10年、20年後を見据えて作詞していたのが、岩佐さんの成長とともに歌が年齢相応になってきたということでしょう。

前奏で指を一本ずつ、親指、人差し指と9本折り曲げていきます。親指内を意味するのか全く予想がつかない展開。函館は今も一番好きな街よ♪ああ函館が舞台の唄なのだなあということがわかります。何度訪れたって変わらないから♪函館に深い思い出があったのでしょう、函館の美しい情景とともに、なにか恋の物語があったことを想像させます。坂道の途中海が見えて来る度、あの頃の潮風が吹き抜けてく♪始まりから坦々と続くメロディーの繰り返し、どことなく寂しげな曲調ですが決して暗くなることないリズミカルな伴奏、坂道が多く、歩いていると海が見えてきて、潮風が吹き抜ける。函館の美し以情景と絡めて、女性のさびしい感情をよく表現しています。

そして突然、ねえアキラ、ねえアキラ♪と霧が開けるように感情をぶつけます。それまでの坦々としたメロディーはここで思い切り感情を表現するための戦略だったのか?岩佐さんも「アキラ」を歌うポイントとして最初は坦々と歌い、一気にアキラ♪と表現することとお話しされていました。坦々とした部分を抑えめに歌うことで、さらにこのサビの部分のインパクトが増し、アキラという単純な構成の歌の中にも、強弱の抑揚をつけることに成功しているのです。いや単純な構成だからこそ聴く人の耳に残る聴きやすい歌になっているといえましょう。

この坦々と進みながらもサビのところを強調する戦略は前作「右手と左手のブルース」でもみられましたが、前半の坦々と歌う場面で音程が不安定にある場面もあり、その点では今回のほうが岩佐さんにとって、歌いやすい音程と適度な抑揚感があると思います。同じ悲恋を描いた歌謡曲路線とはいえ、作詞者も違い、前作のような重々しささは薄れ、より軽快で受け入れられやすい歌のような印象を受けます。岩佐さん「アキラ」初歌唱の時からかなりの線をいっていたと思いますが、その後の歌唱でも回数を重ねていないにもかかわらず、高い完成度で歌われています。前作はドロドロとした内容でダイレレクトな表現も多く、意図的に声を低く抑えて歌っていたように思いますが、途中からは本来の岩佐さんの歌い方に戻り、この歌でも素直に自分の歌いやすい歌い方で歌われて、作為的な窮屈感がなくなったと思います。

 

岩佐美咲「アキラ」の制作者

 

作詞は言わずもがなと知れた秋元康先生、秋元先生は岩佐さんに演歌歌手でやってみないかとお持ちかけ、彼女の楽曲に毎回参加して下さる大切なお方です。前作は作詞を行っていなかったが、本作ではふたたび作詞を担当しています。以前岩佐さんに大人になっても歌っていけるように作詞しているとお話しされていたそうで、岩佐さんそんなことまで考えてくれているんだなあと感激しておりました。作曲は小網準先生。AKB48の18thシングル「Beginner」のカップリング「僕だけのvalue」、SKE48の12thシングル「美しい稲妻」劇場盤のカップリング「夕立の前」、柏木由紀のソロ1stシングル「ショートケーキ」(Type-C)のカップリング「クラス会の後で」の作曲ほか、多くの楽曲を手がけている方です。なので秋元先生との双生も抜群、「アキラ」でも秋元先生の意図をよく組み入れ、見事な曲に仕上げておられると思います。

 

 

岩佐美咲ブログより