北野武監督(69=ビートたけし)がフランス政府から、レジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章することが18日、分かった。所属事務所が発表した。同勲章はナポレオン・ボナパルトが1802年に創設したもので、現在は文化や科学、産業、商業、創作活動などの分野における卓越した功績を表彰することを目的にしている。北野監督は、今月25日にパリのカルティエ現代美術財団で行われる叙勲式に出席する。終了後に会見も行う予定。勲章を授与する元フランス文化大臣ジャック・ラング氏は「大胆で独創的な創造性から生み出された作品が、芸術ジャンルの限界をやすやすと乗り越え、演劇、テレビ、映画、文学などの約束ごとを変革して、現代のアートシーンに影響を与えてきた」とコメント。「あらゆる形態の大衆芸術の発展への熱心な関わりによって世界中で名をはせた型にはまらない完全無欠のアーティストとして存在していることにオマージュをささげたい」と受章について説明している。北野監督は「これまで自分のやり方でやってきた数々のことで、今回このような栄誉を授かることとなり、大変驚いています。そして、素直にうれしい気持ちでいっぱいです」とコメント。「これからも、自分のスタイルを守りながら、さまざまな仕事に精進してまいります」としている。北野監督は、99年にフランス芸術文化勲章シュバリエ、10年に同勲章最高位のコマンドールを受章している。レジオン・ドヌール勲章は、シュバリエ(5等)オフィシエ(4等)コマンドール(3等)グラントフィシエ(2等)グランクロワ(1等)の5階級に分かれている。オフィシエは84年に黒沢明監督が受章している。また北野監督は10年に、叙勲式を行うカルティエ現代美術財団で展覧会「絵描き小僧」を開催したことがある。