グランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯は今日6日に開幕する。前日の公式練習に臨んだ浅田真央は、今季初披露となるSPのジャンプ構成を、連続3回転を入れる意向を示した先月より「上方修正」。2季ぶりのGPシリーズ復帰戦で、現在考え得る、女子では最も高度な技に挑む。首都体育館での公式練習。SP「すてきなあなた」の曲が流れ、滑り出す。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、続く連続3回転の前半のフリップまでは予定通り。ところが、その後半でループを跳んだ。先月、復帰戦のジャパン・オープンを終えた直後に口にした6季ぶりのSPでの連続3回転への挑戦。そこではフリップの後にトーループを跳ぶことになっていた。後半に単独で跳んだのは3回転ルッツ。これもループのはずだった。「やはりフリップ-ループの方が跳びやすいので」。幼少期から連続ジャンプの後半はループだった。06年トリノ五輪後に左足のエッジの外側を使うルッツと、逆に内側を使うフリップの踏み切りが厳格化された。浅田はルッツが苦手。違反を避けるために、SPでルッツを入れたのは08年のNHK杯、GPファイナルなどに限られていた。それが10年バンクーバー五輪後に取り組んできた地道な改善で「楽に跳べる」までに修正で きてきた。ジャンプの基礎点だけで14年世界選手権の時より4・11点も高くなる。「女子のスケート界のレベルは上がってます。私自身もレベルアップしないといけないし、引っ張っていかないといけない」