安倍晋三首相(61)は7日午後、内閣を改造し、菅義偉官房長官(66)が閣僚名簿を発表した。19人の閣僚のうち10人を交代させ、女性は1減の3人になる。初入閣は9人。国家公安委員長と防災担当相は、行政改革担当相に起用する河野太郎・自民党行革推進本部長(52)が兼ねる。拉致問題、女性活躍の担当相は「1億総活躍担当相」に就く加藤勝信官房副長官(59)が兼務する。夕方の皇居での認証式を経て、第3次安倍改造内閣が正式発足する。首相は政権運営の継続性を重視する観点から主要閣僚を留任させる一方、半数以上の閣僚交代で人事をめぐる自民党内の不満解消を図った。自民党は午前、臨時総務会を党本部で開き、谷垣禎一幹事長(70)、二階俊博総務会長(76)、稲田朋美政調会長(56)、茂木敏充選対委員長(60)の党4役と高村正彦副総裁(73)の再任を決定した。佐藤勉国対委員長(63)らの続投も決めた。首相は臨時総務会で、TPPなどを念頭に「新たな体制で新たな課題に臨みたい。結果を出すことで国民の負託に応えたい」。谷垣氏は参院選へ「必勝の体制をつくりたい」と述べた。内閣改造では農相に森山裕・自民党TPP対策委員長(70)、文部科学相に馳浩・元文科副大臣(54)を登用する。法相に岩城光英・党参院副会長(65)、復興相に高木毅・元国土交通副大臣(59)を充てる。経済産業相の林幹雄衆院議院運営委員長(68)は再入閣となる。国交相には公明党から石井啓一政調会長(57)を起用。女性閣僚は、続投する高市早苗総務相(54)のほか、環境相に丸川珠代参院厚生労働委員長(44)、沖縄北方担当相に島尻安伊子参院環境委員長(50)。留任は高市氏に加え、麻生太郎副総理兼財務相(75)や岸田文雄外相(58)、石破茂地方創生担当相(58)ら計9人となる。首相は内閣改造に先立ち、昼の臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめた。この後、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、改造方針を確認した。