サッカー協会(JFA)が選定を進めていたフットボールセンター(仮称)の候補地が、幕張海浜公園に絞られた。14日のJFA理事会で報告される。ピッチ整備など、設備の設置費だけで約40億円が見込まれる一大プロジェクト。代表強化に直結する専用活動拠点の設置はJFAの悲願。14年3月の理事会でも協議事項となった。その時に「JFA創立100周年を迎える2021年までに、代表チームのトレーニングやメディカルサポート、さらにはトップクラスの指導者や審判の養成、国際交流・国際貢献活動の拠点等の機能を有した『JFAフットボールセンター(仮称)』を都内近郊に整備することとしたい」(原文まま)と方針も明文化。その後、極秘裏に候補地選定が進められていた。これまで代表の活動は、国際親善試合を行う会場の近くで主に公共の競技場を借り、一般客と同宿となるホテルに宿泊して行ってきた。近年の代表人気の盛り上がりや海外でプレーする選手が増えたことで、制約が出て協会、選手が抱える負担も大きくなっていた。計画では天然芝ピッチ2面、人工芝1面に加え、選手専用の宿泊施設も設置したい意向。A代表に限らず、なでしこや男女の世代別代表などが、強化活動に利用でき、さらに医療拠点、指導者や審判の育成もできる。Jヴィレッジ(福島=現在閉鎖中)、Jステップ(静岡)、Jグリーン堺(大阪・堺)といった大規模トレーニングセンターもあるが一般も利用が可能。環境は申し分ないが、都内から遠いことも問題だった。世界の強豪国は、例外なく専用施設を持つ。ハリル監督は来日してすぐ「なぜ空港の近くに代表専用の練習拠点がないんだ?」と残念がっていたという。幕張なら、成田と羽田という日本の玄関、両空港へのアクセスも良好。W杯予選や国際試合への行き来のストレスも減る。日本代表が、世界の強豪国のような拠点から、一流国の仲間入りを目指す。