北朝鮮は12日、3度目の地下核実験を「成功裏に行った」と明らかにした。朝鮮中央通信が伝えた。同通信は「爆発力が大きく小型化、軽量化し、高い水準で安全で完璧に実行した」と報じた。小型、軽量化が事実なら北朝鮮の核の脅威が一層深刻化した恐れがある。日米韓や中国などは実験強行を非難。国連安全保障理事会は12日、緊急会合を開き、対応を協議する。昨年12月の事実上の長距離弾道ミサイル発射に対する今年1月22日の制裁決議で、核実験をした場合「重大な行動」を取ると異例の表現で警告している。朝鮮中央通信は金正恩第1書記体制下で初となる核実験の実施について「平和的な衛星打ち上げの権利を乱暴に侵害した米国の暴悪非道な敵対行為に対処し、国の安全と自主権を守るための措置の一環」と指摘した。韓国の金寛鎮国防相は12日、北朝鮮の核実験は北東部咸鏡北道の豊渓里実験場で3か所確認されている坑道のうち西側坑道を使ったと推定していることを明らかにした。安倍晋三首相は12日「断じて容認できない」との声明を発表。菅義偉官房長官は、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重抗議したことを明らかにした。オバマ米大統領は12日の声明で、北朝鮮の核・ミサイル開発は「米国の安全保障と、国際の平和、安全保障にとっての脅威だ」と強く非難。中国外務省も「断固反対する」と批判する一方、関係各国に「冷静な対応」を呼び掛けた。北朝鮮の国防委員会は1月24日、国連安保理決議に対抗し「高い水準の核実験」を実施すると明言していた。高い水準は、小型化や軽量化などを意味していた可能性がある。北朝鮮は2006年10月9日と09年5月25日に核実験を実施しているが、今回はプルトニウム型とみられる過去2回と異なり、高濃縮ウランを使用した可能性もある。韓国国防省は、核実験の爆発規模を6~7キロトンと推定。