アルジェリア南東部イナメナスのガス田施設でのイスラム武装勢力による人質事件で、プラント建設大手の日揮は現地の日本人スタッフ17人のうち3人の無事を確認、14人の安否が不明と外務省に連絡した。現地でのアルジェリア軍による作戦について、菅義偉官房長官は18日の記者会見で遺憾の意を表明。日米英仏とノルウェー、ルーマニアの当事国各大使がアルジェリアの外相に対し、早急な人質の安否確認を同日申し入れると明らかにした。ロイター通信はアルジェリア治安筋の話として日本人2人が死亡したと伝えた。日本政府は確認を急ぐ。AP通信によると英外務省は18日、人質事件は「依然、続いている」としている。東南アジア3カ国歴訪中の安倍晋三首相は予定を切り上げ19日未明に帰国する。日揮の現地関係者は、ガス田にいた日本人17人のうち14人と連絡が取れていないことを認めた。無事の3人について政府筋は18日、うち1人が軽傷を負ったと明らかにした。17人が人質だったかは判明していない。ロイターが伝えたアルジェリア治安筋の情報では、作戦に伴い人質側30人、犯人グループ側の少なくとも11人が死亡した。30人の内訳として日本人2人、英国人2人、フランス人1人を含め計7人の外国人を挙げたが、それ以外の国籍は不明。中東の衛星テレビは、軍による作戦により「人質も犯人も大差なく死亡」としている。アルジェリアのテレビによると、人質事件で救出された米国人を避難させるため同国の航空機が18日、イナメナスに到着した。日揮の川名浩一社長は19日未明、アルジェリアに向けて出発、現地時間19日中にアルジェに到着する予定。