日本陸連は12日、ロンドン五輪男子マラソン代表に藤原新、山本亮、中本健太郎を決定した。全員が初代表。公務員ランナーの川内優輝は14位と失速した東京マラソンの結果が響き、落選した。記者会見した日本陸連の河野匡強化副委員長は「今、世界で戦えるメンバーを選んだ。女子は願わくばメダルを狙いたい。男子は現実的には入賞を目指しながら、少しでも順位を上げる準備をしたい」。補欠の女子は昨夏の世界選手権5位の赤羽有紀子、男子は世界選手権7位の堀端宏行を選んだ。女子は大阪国際を制した24歳の重友、横浜国際で優勝した26歳の木崎が順当に決まり、3人目の枠で11日の名古屋で日本人トップの2位に入った30歳の尾崎が入った。藤原新「安堵というより、さあ戦いに行くぞという気持ち。4年前の北京五輪で補欠に終わった経験は大きい。トップ集団にいればチャンスはある。日の丸にはパワーがあると信じているのでロンドンで示したい」山本亮「うれしいとともに非常に身の引き締まる思い。五輪は最高の舞台。まだ力は足りないが、これから力を付けて入賞を目指したい。その中で一つでも上を、という思いで走る」中本健太郎「安定性を見てくれたことはすごくうれしい。それだけでは世界と戦えないので、違った自分を見せたいというのは心の中にある。入賞ラインが一つの目標」重友梨佐「本当にうれしい。夢に思っていた舞台に臨むんだという思いが湧いてきた。気持ちをぶらさずに練習に取り組んでいきたい」木崎良子「大阪(国際)が始まってから緊張の日々が続き、名古屋(ウィメンズ)の前は眠れなかった。ほっとした気持ちでいっぱい。五輪ではメダル争いをしたい」尾崎好美「名前を呼ばれた時は泣きそうになった。監督と一緒に五輪に行くという目標がかなってよかった。五輪を最大の目標にしてきたし、集大成の舞台だと思っている。記憶に残るレースをしたい高野進・日本陸連強化委員長「補欠を現地まで連れて行くことはない。予期せぬことがあったときは欠場という覚悟で臨む。直接的な強化策は考えず、個人、所属先でできないところを日本陸連という組織で補う」河野匡・日本陸連強化副委員長「男女とも今、世界で戦えるメンバーを選んだ。女子は成長できる余力を残した中で、願わくばメダルを狙いたい。男子は現実的には入賞を目指しながら、少しでも順位を上げる準備をしたい」尾県貢・日本陸連専務理事「理事会ではいろいろな議論があった。川内を推す声もあった。一発選考は見た目にはいいが、最強のランナーを選ぶのに複数の選考会はプラスに働く。ロンドンで国民に元気を与える走りをしてくれると確信している」