フィギュアスケート全日本選手権 26日長野市ビッグハット
女子フリーを行い、SP首位の浅田真央はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足と判定されたものの、今季自己最高の合計193・69点で2位に入った。5連覇は逃したが復活の兆しを見せ、来年3月21日開幕の世界選手権(東京)代表に決定。ライバル金妍児に勝ち完全復活を目指す。SP2位の安藤美姫が逆転で6年ぶり3度目の優勝を飾った。演技が終わると、安藤は両手でこぶしを作り、顔付近でガッツポーズ。「あんな風になっているとは思わなかった。恥ずかしい」。7種類のジャンプをすべて成功させた。圧巻は2回転半―3回転トーループで始まる5連続ジャンプ。全部成功し、浅田をフリーで上回っての逆転。「全日本は、一番しっかりやらなくてはいけない試合だと思っていた。良かったねと言える演技ができた」。モロゾフ・コーチの言葉「見てる人のために滑りなさいって言われました。お客さんの顔や横断幕を見てると、自然と落ち着きました」。SPでは難易度を下げ、安全策をとった。「駆け引きも必要だと思う」。出場した4戦中勝った3勝はすべて逆転。五輪翌シーズンは「楽しく挑戦すること」がテーマだ。「スケートを始めたころの、楽しい気持ちを思いだして滑りたい」。師事して4季目となるモロゾフ・コーチとともに、拠点を米国からロシアに移した。猛暑の中で、練習ができず、ラトビアに移動するなどアクシデントもあった。「結果は気にせず、そのときできることを出し切ることしか考えない」。次は4季前に優勝している世界選手権。