大相撲の野球賭博問題をめぐり、11日に初日を迎える名古屋場所(愛知県体育館)について、NHKの福地茂雄会長は6日の記者会見で、生中継を取りやめると発表した。代わりに、ダイジェスト番組を午後6時台にNHK総合とBS2で放送。ラジオも同じ時間帯に取組の結果を放送する。NHKは1928年にラジオで、53年にテレビで本場所の中継を開始。一場所を通じてテレビの生中継を取りやめるのは初めて。福地会長は会見で「日本相撲協会の改革の方向性については具体的な道筋はまだ立っていない。一方で視聴者から厳しい意見が寄せられている。総合的かつ慎重に判断した」と説明。相撲協会に対しては「待ったなしの改革に取り組むことを強く要望する」と述べた。NHKに対しては視聴者から賛否、多数の意見が寄せられ、6割以上が中継反対となっていた。川端文科相は相撲協会との会談の冒頭で「名古屋場所を相撲が生まれ変わる再起のスタートにするため、命懸けでやってもらいたい」と要請。会談後の会見で「一番の課題は反社会的勢力と完全に縁を切ること。委員会には(暴力団などと)つながる要因を根っこから断ち切る議論を求める」。日本相撲協会・村山弘義理事長代行「日本相撲協会は、このたびの名古屋場所NHKテレビ中継中止のご処置を厳粛に受け止めております。協会においては、新生した姿で、名古屋場所を立派に務めるべく、全員一丸となって総力を挙げて取り組みます。みなさまの変わらぬご支援のほど、お願い申し上げます