2016年夏季五輪の立候補都市を現地調査する国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会は19日、東京視察を終えた。ムータワキル委員長は記者会見で「東京のビジョンやコンセプトに大変感銘を受けた。五輪を開催できることが分かった」と述べ「世界一コンパクトな五輪」などを計画に盛り込んだ東京の開催能力を評価した。ただ同委員長は、シカゴの現地調査後の会見でもコンパクトな計画などを同様に評価する発言。石原慎太郎知事は「東京の卓越したビジョンとコンセプトを理解いただいた。大変満足している。成功裏に終わった」。同委員長は、半径8キロ以内にほとんどの競技会場を配置した計画を「非常にコンパクトだ」と評し、大会が赤字になった場合の財政保証など「東京都の石原知事による強いかかわりが分かった」。一方で「これから注意深く(計画を)精査する」と、具体的な内容の説明を避けた。立候補した4都市は、6月にローザンヌ(スイス)でIOC委員へのプレゼンテーションの機会が設けられる。評価委は調査報告書をまとめ、開催地を決めるIOC総会(コペンハーゲン)が開かれる10月2日の1か月前までに公表する。