7・12付GAIA CUATRO 2007日本ツアー11・23東京アサヒビールロビー | KONCHAN音楽プロデューサ-のよもやま話

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今年もGAIA CUATROの日本ツアーが行われた。2004ねんより行われたツアーも今年で4年目、その間2枚のCDリリース、ヨーロッパツアーとファンも拡大し、音楽関係者からも絶賛されています。アルゼンチン出身の2人ヘラルド・ディ・ヒウストとカルロス・エル・テーロ・ブスキーニのの持つフォルクローレの血、そして、ヘラルド氏はフランスで音楽の基礎をみっちり身に付け、カルロス氏もイタリアで多くの共演とヨーロッパの感覚を十分に吸収。金子飛鳥さんは根底に日本の文化を持ちつつ、アジア各国のアーティストとのつながりも深く、ワールドワイドに活躍する。ヤヒロトモヒロさんはアフリカで少年時代を過ごした事もあり、南米アーティストとの共演も多い。この4人が互いの経験と個性を出しながら、融合されれば類い稀な地球的スケールの音楽が出現する。「GAIA」それはまさに別世界、大地、生命の奏でる音なのです。 

 

今年のツアーでは私も4回参加。私も毎年参加していて、GAIAも年々認知度が高まっていると感じ嬉しく思います。まずは10月7日横浜ジャズプロムナードでの演奏。赤レンガ倉庫でのトリを務めました。ヘラルド氏が現れリハーサルが始まりました。そこで美しいピアノソロです。これだけでも価値があります。次第にメンバーが集まり音が重なってゆきます。これから始まるというライブ前の緊張感はいいものです。期待に違わず、本番は一段と成長した演奏を聴かせてくれました。メンバーの知り合いのミュージシャンも来ていました。平松加奈さんは2004ツアー参加以来のヘラルドさんとの再会でした。鬼武みゆきさんはフランスでヘラルドさんに案内をしてもらったととのこと。11月のカルロスさんやヤヒロさん、ウーゴさんのツアーまで東京での公演は私と同じく皆勤賞でした。ヘラルドさんもカルロスさんも私の顔を覚えていてくれて、ものすごく気さくに笑顔で話してくれます。「今年も”追っかけ”やるよ~」そう言って今年の私のGAIAも始まりました。 

 

10月14日のNHKーFM「セッション2007」の収録では小川もこさんの紹介、メンバーの話も聞けました。このメンバーが最初に共演した時の経緯の詳細やヘラルド氏の「私たちの音楽を楽しんでください」、カルロス氏も感謝の言葉を言っておられました。スタジオだとデッドな空間でライブ感がいまいち物足りないと思いきや、先日の放送ではなかなかいい音で収録されていて、さすがNHKと納得しました。なお、GAIAはすでにイタリアツアーを始めています。「ヨーロッパだと本当にハプンするからおもしろい」(飛鳥さん)。「イタリア美味しいですからね」(ヤヒロさん)。まさに美味しい晩秋のイタリアツアー、楽しんで来て下さい。 

 

さて、大阪、北海道ツアーなどを経て、10月23日は東京は浅草のアサビール本社でのロビーコンサート。今回は市民パトロネージュ制ということでいろいろな立場の方がたくさんお見えになりそうで、東京でのライブということもあり、お客さんの反応も楽しみにしながら、伶によってかなり早くに着きました。左右に広がった座席、後ろはガラス張りということで、どんなことになるかいと思っていたところ、始まりと同時に「これはいい」と思いました。GAIAのようなインプリビゼイション的な演奏、昨今の激しい音出しには、こういう開放感のある空間がなかなかこう都合であり、天井も高いため、自然に近い大きな空気を取り込むことができます。 

 

曲は「Mother」から始まったすごく自然に耳に入ってくる。何億年も経っているだろうか?何か
地球ができた時、太古の昔から響いているような音、飛鳥さんのボイスも原始の雰囲気を助長させる。アクセントをつけて終わる。2曲目は「ENDEVERAS」。急ぎ足で何か起こりそうな予感を感じさせる曲。ピアノもサイレンのように鳴り、少し危なげな雰囲気でバイオリンへと続く。3曲目はカルロスさんの曲「Huayhongo」。フォルクローレ的な素朴さとユーモアセンスがあって、カルロスさんのベースは美しいメロディアスさを持っている。1stの最後はこのバンドの名ともなっているヘラルドさんの曲「GAIA」。なめらかなピアノとバイオリンの調べ。川のせせらぎのように曲は流れ、粒立ちのよいピアノと飛鳥さんのボイスもふわっと空間に溶け込み、非常に心地いい感触。まさにGAIAの名にふさわしい自然と調和した地球の音を感じさせる曲です。 


2nd最初は「TARDIO」。この曲はファーストアルバムにも入っているが、当時と比べると、随分スケールアップしたように思う。歌を奏でるようなベースソロも美しく、メインフレーズは何かを問うているようです。「Como Lo Veo」では坦々と刻むパ^ーカッション。跳びはねるように小刻みにリズムを保ちながらピアノが展開。ヴァイオリンもそれに合わせて細かいフレーズが続き最後はトントンと決着。思うにヤヒロさんのパーカッションは時に坦々と時に鋭く突っ込み、強弱のつけ方もうまく、間の取り方はさすがとしか言いようがないです。 「La Chusma」では楽しげに様々な展開を見せる。私はカルロスさんの曲が好きです。カルロスさんの原点とも言えるフォルクローレの民族文化的な明るさがよく出ており、すごく楽しげです。カルロスさんの人間的な温かみも出ていると思います。 

 

まだまだ書きたい曲はたくさんありますが、mた、次の機会にして、このコンサートも盛況のうちに終了しました。終わってからもCDを買い求めるたくさんの人。私もヘラルドさんのソロCDとカルロスさんのフォルクローレを基礎に現代感覚で演奏されたCDを買いました。これがまたいいんです。近くの浅草浅草寺で買った人形焼をおみやげで飛鳥さんに手渡しました。アルゼンチンのお二人も喜んでくれたかなぁ。「北海道では何かおいしいもの食べた?」とヘラルドさんに聞くと、「ほっけ」とか言ってました。このコンサートの後、10月末にはヘラルドさんと金子飛鳥ストリングスのスペシャル企画がありました。「楽しみにしています」そう約束してヘラルドさんとは別れました。カルロスさんに聞いたところ「タンゴネグロでの演奏も是非来て欲しい」というのでそちらにもお邪魔しました。ヤヒロさんはGAIAのツアーは終わった後もウルグアイのウーゴさんとのツアーがあり、12月のイタリアツアーへと大変忙しい日々が続いているようです。このツアーで飛鳥さんともお話できましたし、南米音楽の世界へも少し近づけたような気がします。GAIAのメンバーの皆さん、スタッフの方々、ファンの皆さんありがとうございました。
終演後、アサヒビールロビーにて 

2007/10/23アサヒビールロビーコンサート
GAIA CUATRO ~20世紀を蓄えた、「いま」のひびき~ 
セットリスト(アサヒビールパンフレットより)
1st
1.Mother
2.Endeveras
3.Huayhongo
4.Habanera
5.GAIA

2nd
1.Tardio
2.La Chusma
3.Walts for Camel
4.COMO LO VEO
5.Revuelta
6.Chacaraca