北京五輪 レスリング女子 フリースタイル55キロ級決勝 16日中国農大体育館
吉田沙保里は、決勝で許莉(中国)を圧倒。第2ピリオド43秒、フォール勝ちでアテネ五輪に続く2大会連続の金メダルを獲得した。吉田は第1ピリオドに得意の高速タックルから場外に押し出して1ポイントを先取すると、さらに1ポイントを加えて2-0で勝利。第2ピリオドでは高速タックルからバックを取って2ポイントを先取した後の43秒、完ぺきなフォール。金メダルを取った瞬間、吉田は涙。栄和人コーチに肩車されて場内を1周。さらにバック転。吉田沙保里「信じられない。2連覇を目指していたが、1月に連勝が(119で)ストップし、半年間苦しい思いをしたので今日も不安だったけど、最後の力を振り絞って優勝できた。(金メダルの味はアテネ五輪と)全然違う。アテネの時に比べ、もっともっといろんなものが詰まっている。(自分の前に決勝で敗れた)伊調千春選手、それから同じ三重県人で五輪に出られなかった(女子マラソンの)野口みずき選手の分まで、金メダルを取ろうという気持ちがあった。また4年後はあっという間に来ると思うが、(次のロンドン五輪で)3連覇を目指したい」
福田富昭・日本選手団長(日本レスリング協会会長)「やっと(金メダルを)一つ取って安心した。これで弾みがついてほしい。(48キロ級の伊調千春が金メダルを逃したのは)惜しいが仕方ない。全力を尽くしたと思う」
栄和人・女子コーチ「吉田は気合が入っていた。まだまだ進歩しているし、五輪3連覇をさせてやりたい。千春は減量が苦しい中でよく戦った。今後(の進退)は本人の気持ち次第でしょう」