一昨年まで勤めていた事務所から、開業祝いに少し大きなサボテンをいただきました。他にも鉢植えの植物を下さる方がおられ、事務所が何か穏やかな雰囲気になっています。

小学生の一時期、サボテンに興味があったことがあります。
そこからサボテンの育つ砂漠の気象に興味が移り、気象学者になりたいと考えるようになったのが小学4~5年の頃、それが中学受験勉強のモティヴェーションとなりました。
その後、高校の頃にはすっかり関心が人文・社会のことに移り、いろいろないきさつを経て今の仕事に至っているのですが、サボテンを見て、ふとささやかな自分史が頭を過ぎったことでした。

本当に、様々なご縁で世の中はできているのでしょう。
一つひとつのご縁に感謝しつつ、明日も頑張って参ります。
交通事故の相談を受けていますと、事故直後なのに、「保険会社から、過失割合は何対何と言われています」と言われる方がかなりおられます。そして、交通事故や法律のことに詳しくない方の多くは、そんなものかと納得したり、あるいは納得出来なくとも、どうすることも出来ないと考えておられるようです。

しかしながら、よく考えてみると、過失割合を正確に評価するには、事故状況に関する資料を収集し、吟味を加えないといけないはずです(明らかな追突やセンターオーバーは別でしょうが)。まだ実況見分も済んでいない段階で、どうして決められるのでしょうか。

実際のところ、契約者の言い分を聞いただけで、それをもとに具体的な数字を述べているだけということが多いようです。
ですから、それが正しいという保証はどこにもありませんし、保険会社の言い分、見解にそのまま従う義務も全くありません。
また、物損はその割合で解決したとしても、人身については独自に資料を収集、提示して、覆すことも当然問題ありません。

事故に遭った時は、結局のところ、自分で考えて動くことが肝要なのです。

何とか、新しい事務所での毎日を過ごしています。
一人何役かをこなして(?)いますが、中々エキサイティングな毎日です。
子どもの頃、一人で「社長」をやりたいと思っていたことが、別の形で実現しているような気がします。

一人で何種類かの仕事をしていることで、社会が有機体であり、どのような役目も欠くべからざるものであること、互いに尊重し合うべきことが少しでも分かったような気がします。

一人でいろいろとしながらガタガタと開業するのも、とても貴重な体験をさせていただいていると思い、感謝しています!
開業からお蔭様で1週間となりましたが、ふと考えてみると、事務員もなしで、私は完全に一人で仕事をやってきたのです。
生まれて初めて、一人で経営・営業・書面作成・事務などの仕事をこなした(?)1週間でした。
弁護士的にいえば、ボス兼イソ弁兼事務員といったところでしょうか…

この一人何役?という状況、慣れないこともあって疲れますが、未知の領域を進んでいくようでエキサイティングでもあります。
時折、自分を別の役から見直せるのも面白いです。
近年では、交通事故の件数、死亡者数とも減少傾向にあるとのことです。
死亡者数は年間3000人程度となり、「交通戦争」と呼ばれた頃の数分の1になっています。

それでも、決して少なくない数字であるといえるでしょうし、また、被害に遭われた方々に、適正な補償がされているかどうかは、社会の複雑化、価値観やライフスタイルの多様化に伴って、益々厳しく見直していく必要があるでしょう。

最近、自動運転車両のことが話題に上ります。これまでの、人が運転することが前提となっている法体系はどのような影響を受けるのかも、非常に重要なところでしょう。
自動運転と法に関する書物が近々刊行されるとのことなので、是非一度読んでみたいと思うものです。