ツレが卓袱台派であり、正真正銘の酒好きで、よっていかに美味しくお酒を飲むかがツレの最優先かつ最重要事項でこれを曲げることは不可能であると理解したのは平成が2桁台に差しかかった頃だったかと思う。


昭和かよ。


以来四半世紀に渡って

・食事を卓袱台まで運ばねばならない

・食事時間が寝るまで続く

・真夜中にお皿やら何やらを卓袱台から片付けなくてはならない

ツレはお酒が入っているので自分で下げるようなことは期待できない


ということに加えて、

・19年前に今の家に引っ越してきてからは、換気扇の下でたばこを吸う


が加わり、さらに息子くんが高校生になったあたりから

・体格的に大人が4人いると人口密度が上がって動きにくい


という問題が生じて、私にとって家がストレスMAX…ということにおぼろげながら気づいていたものの、ではどうしたらよいのかを具体的に考え出したのはようやく1年前であった。



この左の狭い空間に(今は)大人3人がひしめき合うわけで、

かつ、ダイニングテーブルは物置化している。

私が目指したのは

「ぶつからない家」


で、うんうん唸りながら知恵を絞ってこの度完成したのがこちら:


使い始めて1週間、使い心地はたいそうよく、間取りが生活する上でいかに大切かを体感し、ストレスも激減、これまでは家庭内緊張が生じると、くっそ~、そのうち出ていったる〜などと心の中で毒づいたりしていたのだが、今は出ていったらこんな理想のキッチンは二度と手に入らない(そもそもコンロとシンクが分離した2列型アイランドキッチンなど作るのは大邸宅であって、うちのようなごく普通の建売に設置する物好きはいないしその必要性もない)と思うと、出ていってたまるかい、そっちが出ていけや〜い!と言うのかどうかはわからないが(まだ言ってない)、そして、リフォームの重要な目的の一つでもあった、


「娘ちゃんの料理の腕を上げる」


についても、いそいそとキッチンに立っていることから、成果が見込めそうな雰囲気なのである。


そういうわけで、ニヤニヤがノンストップな今日この頃。

出てくる料理のレベルが劇的に上がるとかそういうことは間違ってもない。



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