さて、乃木神社で乃木希典大将と静子夫人の殉死に思いをはせた後、空港に向かってもよかったのだが(だって日帰り出張だし。そのまま帰っても家に着くのは19時過ぎるし)、しかしせっかく東京に来たのにそれはもったいないと検索してみるととすぐそばに国立新美術館があるではないか。
とりあえず飛行機を最終便に変更して、はて、国立新美術館っていつできたんだっけ?と調べると2007年。
知らんはずだ。
 
てくてく歩いて近づいてのけぞった。

 

東京のど真ん中にあるたいそう立派な建築物は美術館としては日本最大で設計は黒川紀章氏。

竣工からもう15年も経っている。今頃こんなこと言ってるなんてものすごい時代遅れ感ある。

21世紀に入ってからはいろいろ忙しかったのだよ。

 

で、

マティス展に入った。

 

美術館博物館観光地で手放せないのは音声ガイド。

スマホにダウンロードして何回でも聴ける。便利だーーー

 

以下備忘録として、音声ガイド画面を貼っておく。

 
フォービズム時代の作品「マティス夫人の肖像」

 
「ダンス、灰色と青色と薔薇色のための習作」
 
タペストリーのデザインとして制作された「パペーテ タヒチ」
 
「ポリネシア 海」切り紙絵に基づく羊毛のタペストリー
切り紙絵「ブルー・ヌードⅣ」
 
制作中のマティス
70代で大病を患った後、キャンバスに向かうことが難しくなって切り紙絵の技法に向かったそうである。
 
 
「花と果実」
 
「聖ドミニクス」
「生命の木」 サボテンの花のモチーフ
 
 
そして、マティス最晩年の最高傑作といわれる、南仏ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂
 
が、会場に再現され、太陽の動きによって刻々と変化する色彩を垣間見ることができる。
マティスはこの礼拝堂の建物、ステンドグラス、タイル画などすべての装飾を手掛けたそうである。
 
・・・・と、2時間と少しをこの巨大な美術館で過ごし(でも全然見足りていない)、六本木から地下鉄に乗って空港に向かい最終便で帰るという、とっても濃い1日となった。