三十代我が人生のマニフェストー構想前夜ー① | 空・色・祭(tko_wtnbの日記)

 今後の方針や計画のことに関してモヤモヤしているので、それを整理するために一度、文章に書き起こしてみようと思う。


 現在の僕は、建築現場で働いている。とは言えゼネコンに正社員として入社したように思えるが実はそうではなく、建築現場に人材をアウトソーシングしている会社に正社員として所属し、某サブゼネコンのとある現場に派遣されそこで働いている状況である。

 おおよそ一年前、現在所属している会社に入社することが決まったとき、初めての正社員雇用、しかも自分の関心のあった建築業界ということもあり、大変満足していた。うだつの上がらぬ向上での派遣労働から、二十八歳にしてようやく、いくらかでも実りのある環境へと越境することができたと。

 しかし、派遣先のゼネコンからしてみれば自分は結局派遣されてきた人間とう扱いである。勿論、だからといって、差別的な扱いを受けているわけではなく、仕事を教えてもらいながらこなしているのが今現在の自分の状況だ。

 そこで、仕事に精を出して十ヶ月経とうという今に到って、新たに煩悶めいた思いが、ひしひしと浮かぶようになってきた。

 これは自分の卑しい向上心に由来するに違いないが、わがままに、このまま働くことが、果たして本当に生産的でるのかどうか。

 そういった問いを立てるのであれば、一体自分は何を理想とし、目指しているのかということを書かなくてはならない。しかし、その何を目指しているのかが上に述べたようにモヤモヤしているので、それをまず整理しようと思う。


 自分は一体何がしたいのだろう。考えながら今文章を書いている。まず、先にこのまま建築現場で鍛錬を積み、現場監督として一人前になりたい、ということはない。仕事を教えてくれている上司先輩の方に申し訳ないが、それが本音である。

できれば、理想だけでもの言えば、意匠設計、デザインの方に転職したいと考えている。

 しかし、経験から言えば、大学卒業後、何件か、多分十三件ぐらいだろうか、履歴書とポートフォリオを送付して送ったことがあるが、脈がなかったというのが事実だ。

 そこで、僕はスキルアップをせねばならぬと思い、いろいろと行動をしていた時期があった。

 それが丁度今の現在所属している会社に入社する前、失業保険が受給できる期間を利用して職業訓練に通っていた時期である。そこで、僕は、実際に木造在来軸工法の平屋建てを建てる演習、CAD、製図などを学んだ。またインテリアコーディネーターの資格を取ろうと個別に勉強していた。

 それら学んだことと大学時代の課題とをInDesgnという雑誌編集ソフトで編集し、以前のものよりも、クオリティの高いポートホォリオをつくろうと思い、制作をしていた。

 しかし、その傍ら一件受けた求人に応募したところ、あれほど苦労していた就職活動が嘘のように、すんなり受かるという事態が起きた。

 いろいろな理由があるが、早いところ、定職に就きたかった僕は、この一件目の内定に、乗ることにした。

 それが、現在の会社に入社するまでの経緯である。


 スキルアップのことだが、結局目に見える形でスキルアップできたのは、Jw-cad検定二級を取得したことぐらいである。

 インテリアコーディネーター検定に到っては、受験申し込みをし受験料金を支払うところまでしたが、肝心の試験日が丁度和歌山県に赴任中であったがため、受けることができなかった。今年受けようか迷っている。

 また、InDesignでのポートフォリオ作りは途中まで作ってある状況で、無駄になったわけではなく、必要であれば制作を再開できる。

 そして、最近、また別にスキルアップを狙って、行動を起こしたのは、京都造形大学の通信学部の建築デザイン学科に入社したことである。

 この学科は最短二年で卒業することができ、卒業すれば、二級建築士の受験資格を授与することができるので、それを計画して入学を果たした。

 また、卒業以前に転職活動をするにせよ、通信学部で建築を学んでいるという事実があれば、それが有利に働くことになるのではないかと考えている。少なくともやる気があることぐらいはアピールできるだろう。

ここまで書き連ねて、自分の取り巻く状況がいくらかでも整理できそうだ。

そうしてある程度整理できそうであれば、また次の問いを考えなければならない。

① 意匠設計の方に転職したいのであれば、現在の建築現場での労働は有益であるか。

② 退職するのであれば、いつ退職するべきなのか。

③ 資格を取るという姿勢がどう功を奏するのか。(インテリアコーディネーター検定、二級建築士、二級施工管理技師、MOSなど)

④ それ以前に三十代未経験者が設計事務所に転職できるか。


続く・・・・