本当に好きなことなら、狂ったようにのめり込める。 | 【心躍る心理学】女子率96%の高校出身者が語る、心屋流でパートナーと心と体で結ばれる自分になる秘訣◇恋愛・セクシャリティ◇京都 東京

【心躍る心理学】女子率96%の高校出身者が語る、心屋流でパートナーと心と体で結ばれる自分になる秘訣◇恋愛・セクシャリティ◇京都 東京

中学はブラバン、高校は共学一期生。ハーレムと思われる女子社会をサバイブしつつ、彼女の自殺や友人との死別を経験しつつ、
ダメな自分を受け入れていった心屋式リセットカウンセラー兼選曲屋の
基本ゆるくてタマにアツーく何かを語るブログ。

だって、
好きで好きで仕方ないんだもん。
そこに妥協はないでしょう。






まだ、DJを「やってみよう」と思った頃、
京都の先輩DJの大西さんが、
METROでMusic Expressという
イベントをやっていました。

確か水曜日か木曜日。休日とか金曜日ではない
Houseのイベントでした。

最初にDJとして出演する機会を
くださった先輩が、
「アナイくんは、絶対好きだろうから
 行ったほうがいいよー」と
言われて、
確か急いで家帰って、着替えて、
METRO行ったんです。

ゲストがDazzle Drumsのお二人。
90年代からお二方ともDJされていて、
今は、
ご夫婦でDJ
されているんですよ。
Nagiさんは圧倒的な知識から、
ライターとしても活躍されていて、
勉強させてもらってます。

その日にお話して印象に残っているのが、
旦那さんのKeiさん。

当時、本当に駆け出しで、
とりあえずTRAKTOR S4という
PCを使うDJ機材を購入して
DJを始めたことを伝え、
(PCDJは恥ずかしかった)
うまくなるコツについて、率直に聞きました。

その時のKeiさんのお話。

「その機材、Francois Kも使ってるやつですね」
(当時は誰か知らず………)
「別に(機材は、)CDでもバイナルでも、
 何でも良いと思いますよ」
「DJ,はじめようと思われたんですね。
 うまくなるためにはね、
 毎日1曲かけたいって思う曲を探すんですよ。」
「1年あれば、365曲。1時間で使うのは
 10曲もないでしょう。」
「チャート(DJごとが発表するオススメ曲リスト)
 もそうですけど、こうやって現場で
 いっぱい聞かれるのは、嬉しいですよ、
 自分の好きな曲をかけてるんですから」
「どんどんMixを録音して、聞いて、配ってって
 やっていくと、自然とうまくなりますよ、
 色んな意見も貰えるし、自分の癖やアラも
 よく分かりますから。」


もう、3年も前のことですが、
強烈に覚えているんです。
ご存知の方はご存知だと思いますが、
Keiさんは、誰に対しても態度も言葉遣いも
とても丁寧にお話してくださいます。
私のようなどこの誰か分からないような人にも、
書いたような口調で接してくださって
とても嬉しかったのを覚えています。

そして、

「一緒に踊りましょうね」

って言われたのを覚えています。

言わば、
プロ野球選手が
草野球を始めた少年に
「キャッチボールしよう」と
言って貰えているようなものです。

以前に書いた、2012年5月4日の衝撃も
さることながら、
クラブって、
本来はこういう暖かい空間なんだ、
というのを
強く学んだ夜でした。






それから私は、
自分がDJとして、何を表現したいのか、
と併せて、
どういった空間を、
どういった時間を
提供したいのか、

考えるようになった。





その結果、
人々が集まって
音をつまみにしながら
上質な時間を過ごす、
ということに行き着いた。

その目的を叶えるために
適切なクラブミュージックを
考えると、
①踊れる生音=Boogie/Soul/Jazz Funk/Acid Jazzなど
②House等の”4つ打ち”と言われるジャンルでも、
 Soulful House/Deep Houseなど、生音やコード感を
 多く含んだもの
③Jazzから影響を受けたアーティスト
④消費主義ではない日本のアーティストの中で
 踊れる要素を持つ楽曲
などが浮かんできました。

もうすでにその頃には
Shazamという文明の利器もあったので、
服を買いに行っても、
気になる曲があれば
どこでも音を拾って、
それを購入した。

特に、Dazzle Drumsのお二人があげる
Mixshowは、期間限定でDLできるので、
一曲一曲をShazamして、
購入すると同時に、
どのようなタイミングで
曲を繋いではるのかを研究した。

前にも書いた内容だが、
Collageでは毎月第二土曜日に
Kyoto Jazz Meetingが開催されていたので、
ブースの前で繋ぎ方をガン見して(笑)
同じことを家で練習して。

そのうち、iPhoneででも、
DJのミックスができるアプリが開発された。
即購入して、
移動時間にもこの曲とこの曲は繋げられるか、と
ひとりで実験を繰り返した。

平日でも、どうしても良いパーティーは
少しだけ顔を出した。

年末の大きなイベントが重なった時は、
心斎橋から音もだち2人と
タクシー割り勘で
三ノ宮まで動いて朝まで踊った。

東京で大きなクラブがクローズする、
と聞いて、
先輩を呼び出して、
初めて東京に遊びに行った。

朝まで踊って、当時の彼女の家にお邪魔した。

当時は余裕があったから、というのもあるが、
しばらくして、
プロが使う機材をまとめて買った。
ターンテーブルも、
不要なものをヤフオクで売って、
購入した。



そのうち、
婚約していた彼女から別れを切りだされた。
音楽が原因だった。
愛想をつかされた。
結果、修復できず、破談した。
両家顔合わせの前日だった。



それでも、
フロアに行くことを辞めなかったし、
曲を教えてもらうことも辞めなかったし、
レコードを買うことも辞めなかった。



だって、
好き
だったから。













今になって、
ようやく分かりだした事だけど、

好きって、
こういうこと
なんじゃない?
自分では
そうは思わなくても
他人からみれば
これくらい、
狂ったように
時間も、金も
何とかして
やってしまうのが、
本当の好き
っていうもの
なんじゃないの?








Keiさんのお話を聞いてから、
フロアの温度
(それは、盛り上がっているかどうかではなくて、
 万人にひらかれているかどうか、
 自己開示ができるかどうか、
 といった安心感にも近いような感じ)

みるようになった。

一度、
木屋町のBarで、
朝6時までCalmさんの
プレイを浴びたことがある。
起き続けていたのは、
たった4人だった。
でも、
とてつもない暖かさと、
肯定感を受け取った記憶がある。

人が多い、少ないは、
商業的には絶対必要だけど、
純粋に音楽を伝えるという行為上は、
関係がないのかもしれない。

いや、でも、
より多くの人の前でプレイはしたいし、
影響を与えたい。
けど、
絶対にぶれないのは、
一緒に居た時間を通して、
ありのままを受け入れること、
その一晩の記憶が
苦しい状況になった時の
緩衝材となること、
そういった、
色んな暖かさや、
自己肯定感を
伝えることなんだと思います。



そして、
俺と同様に
自分自身の中で、
狂えるほど没頭できるもの、
熱中できるものを
見つけ出して、
やることに許可を出して、
目立つことに許可を出して、
失敗しても、やり続けてほしいと
偉そうですが、思っています。

いつも言いますが、
今、私もその最中ですから。



去年の11月の
こちらのインタビューからも
Dazzle Drumsのお二人の
音楽愛、クラブ愛が
伝わってきます。

RAINMAKERSに興味有る方は、
是非、読んでみてください。


あと、かさこさんのこちらの記事も。

そして、
Nagiさんの最新Mixが
こちらから期間限定でDL可能です。
ちょっと「硬め」な
ハウスが主軸ですが、
テクノ的な要素から
民族音楽の要素、
Jazzの影響を受けたアーティストでも
少し冷たさを感じるRemixなど、
冷たさ/暖かさが同居している
Mixshowです。

RAINMAKERSでは、
ここまで冷たくはないですけど、
こんなジャンルの曲も
浴びて欲しいと思っています。

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久々に長文になりました。

ここまで読んで頂いて有り難うございます。