君とは真の親友だった
いろいろ話しあったし
喧嘩もしたね
二人で奴を嫌ったし
君の晩年、愛について電話で話した
哲学的思考は君で文学的な思考は
ぼくの方が上だった
冗談も言って二人で楽しんだね
鉄パイプを持っていた男も
鼻がかめない人間も
君が初めてだった
ちょっと自分のことを誇る人間だった君は
小川での事件の話しも何度もして
ぼくはちょっとうんざりだった
それでも君を信頼しきっていた
僕が敬愛するボブ・ディランの
悪口も言っていたね
「答えも出せないで宗教に逃げた奴と
いっしょにされたくないね」
といっていた君
哲学的な答えを自分で出したと勘違いしてたね
それでも答えを探してた
死の直前
どんな思考が去来したんだろう
3月17日
君が他界した日