作業興奮とは,やる気がない状態をやる気にさせるためには「とにかくやる」ことが重要だということを意味しているものです。「作業興奮」というキーワードで検索すると学習塾・コンサルティング会社などのコラムが多く上がってくることからも,勉強や仕事を行ううえで「やる気」がいかに重要かということがわかります。リハビリテーションを進める上でも,当然「やる気」は大切です。
では,「やる気」が起こるメカニズムはどんなものなのでしょうか。
脳内の「側坐核」という場所が「やる気のもと」で,ここから「アセチルコリン」という神経伝達物質が出されて前頭葉などを刺激することでやる気が起こってくるということです。
側坐核が活発に働くためには,「適切なシゲキ」が必要で,これがないと側坐核はうまく働かないらしいのです。
「シゲキ」とは,脳が感じるもの全てですが,「適切なシゲキ」とは自分で動いた結果得られる感覚です。つまり,受け身ではなく自分から脳を動かす・体を動かすことが重要なのです。
やる気が出ないとき,どうすればやる気が出るかと言うと,とにかく動いてみることが一番大切だと言われています。その「動き」に目的があったり,他人の注目があるとなお良いと思われます。また,できないことを無理にやったり,簡単すぎることを延々くり返すよりは,その時の自分の能力に見合ったことをやった方がやる気も持続するでしょう。
理学療法士・作業療法士はこれらのことを考慮しながらリハビリをすすめています。やる気のオーダーメイド,といったところでしょうか。
これがスタートからゴールまで,リハビリテーションを支える重要な要素かもしれません。