危機的状況を回避するために全力で取り組み、改善のきざしが見えるとホッとします。
次の困難にも必死で対応して何とか乗り切り「よし!やった!」と、達成感が得られます。
行動することは、物理的状況を変えるだけでなく、次の危機を乗り切ろうと思う心のエネルギー源にもなるので、非常に重要です。
しかし、その場の状況に反応することを繰り返しているうちに、問題の本質を見失う危険があります。例えば、放射能汚染を、未曽有の大地震のせいにして、原発の問題をすり替えるように。
医療の現場にも、そういう危険があります。
医療とは、医学を利用してヒトの問題を解決することだと思うのですが、医学的に処置してもらったただけで満足して、その人の真の問題が解決されないまま退院する場合、豊かな在宅生活が送れないことが多いようです。
内臓機能、運動機能、ADLなど、目に見える問題は誰にもわかりやすい指標で、そこの改善は、次へ進むエネルギー源にはなりますが、それだけでは「医療サービス」とならない場合もあるんだと、ふと思う今日この頃です。