「要介護3・4・5の人のための在宅リハビリ―やる気がでる簡単リハビリのすすめ 」/飯島 治著/医歯薬出版

在宅でのリハビリを、非常にわかりやすく、具体的に説明してあるので、お勧めです。
とても便利で現場ですぐに役立つ本なのですが、この本を「リハビリ技術本」として捉えてはいけないと思います。
本の中にも、「リハビリの本というと、リハビリ技術の方法論のみが重要視されすぎているため、大切な何かが忘れ去られている」と述べられています。
大切なのは、なぜこういうリハビリが効くのか、なぜこうするとやる気が出るのか、の部分です。
私自身まだまだ不十分なのですが、「在宅リハはこうすればOK」と思う前に、障害を負って在宅生活を送っている方、そのご家族の「世界観」を感じたり、想像したりすることから始める必要があります。
リハスタッフが関わることで、対象者さんやご家族からは、対象者さん本人が変化することを期待されていますし、リハスタッフ本人もそれを期待しています。お互いが、リハビリ実施後にどれだけ良くなるのか、期待と不安が入り混じった状態で数十分間を過ごす…なんて場合もあります。そういう状況では、ついつい「これが効きそう」という思いが先に立ってしまい、スタッフ本位のサービス提供になりがちなのです。
気をつけましょう。
私も、気をつけます。