自分で動けなくなると、徐々に自分が動かされていることもわからなくなります。
そうなるとますます動けなくなっていきます。
動作をする際、ヒトは必ず何かを参照しています。
参照できる情報がないと、動けなくなります。
何かとは、視覚や聴覚から得られる情報、重力の情報など外界の情報はもちろん、
筋肉が動く感じ、皮膚と衣服が擦れる感じ、触っている感じ、触られている感じ、座っている感じ、立っている感じなど、外界と自分の境界の情報が重要です。
動けない方のリハビリは、動くために必要な、参照できる情報を提供することから始めます。
難しいことではありません。
例えば、車椅子に座っているなら足の裏やお尻の全面が接地していること。寝ているなら身体がベッドに隙間なく接していること。介助で移乗する際に移る先を見てもらうこと。手で触れてもらうこと。
そういうことからリハビリが始まるのです。