メランコリックに、メソメソと感傷に耽っている時の歌手「新垣結衣」は、抜群に魅力的だ。彼女はあまり感情を込めず - 淡々と、か細い声で - メロディを紡いでいく。そこが良い。本職は女優さんということだが、歌い上げたり感情過多になってない点だけでも、貴重な存在といえる。
先日、たまたま目にしたTVドラマ「スマイル」で、ちっとも喋ってない(そういう役どころらしい)のにガッカリしたのと、同時に「ガッキーって綺麗なコ、めっちゃ可愛い!」と今更ながら気付いて驚いた(笑)。
ひょっとすると、ポジション的に2、3枚アルバム作って、そんな事ありましたっけ?とばかりに歌手業を封印して、さっさと女優業に徹してしまう残念な未来もあるかもと・・・CD消費者の私は先行き不安ではあるが。
さて、待望の2nd アルバム ”hug(通常盤)” が届いた。
CMにも起用されたオープニング曲 "Heart will drive" が流れた瞬間、打ち込みビート主体に音楽していてビックリ! - それ自体はポップで決して悪いことではないが、ガッキーの声が音楽に奉仕してしまっている為、声の魅力のみ爆発とはいかない。歌手は誰でよいではないか?新境地と喜ぶべきなのか?丁寧に作られているし、可愛い声なので素直に楽しむべきか?とつい考えてしまった - こりゃ先が思いやられるなとイヤな予感があったものの、2曲目には早くも名曲 "うつし絵" が配置され、しっかりガッキー・ワールドが展開されていく。
今回も優秀なライターたちに楽曲依頼し、関連ミュージシャンに任せた結果、良い楽曲に恵まれた手堅い仕上がり。前作に続いて、期待を裏切らないメソメソが、淡々が、あまり深刻でない軽めのメランコリーが、てんこ盛りの実に正しい青春の1枚。既発曲以外では "Only you" タイトル・トラックの "hug" は特に秀逸。"フリーバード" は圧倒的な名曲。
今作も愛聴盤になりそうな勢い。歌手活動が長く続くといいな o(^-^)o
*データについては、ウィキペディアが詳しく、試聴はJapan Listenで可
インタビューが掲載されているアマゾンのDEEP DIVE コーナー
"hug"
"piece"
"うつし絵"
"ハチミツ"
"赤い糸"
"Make my day"