川崎市水道局の江ヶ崎制御室地下に設置されている、江ヶ崎発電所は、川崎市南部の37万人に供給する日量8万トンの水を通している直径1.5メートルの上水道送水管に発電機を取り付け、発電しているのである。

 北東にある川崎市宮前区の潮見台浄水場からこの地まで18キロメートル落差36メートル、この位置エネルギーを利用して発電している。年間発生電力量は60万キロワット時、一般家庭の170軒分の電力量。年間削減できる二酸化炭素量は250トンで、ガソリン106キロリットル分である。大規模発電所の一万分の一以下、その意味でマイクロ発電所と呼ばれている。2004年4月運転開始、東京電力の社内ベンチャーから生まれたマイクロ発電所で徹底的にムダを省いて採算性を高めているのが、最大の特徴。

現在、東京首都圏中心に9ヵ所の発電所を運用している。

上水道だけではなく、農業用水などもエネルギー源として有望だ。

このような、クリーエネルギー開発は国策としても望まれている。


 民主党政権になって、温暖化対策目的でCO2排出制御のため、原発の推進姿勢を明確にしてきている。12月2日に営業運転に入った九州電力玄海原発3号機(佐賀県玄海町)がプルサーマル国内1号として稼動し。2号目として、四国電力が25日、来年2月からプルサーマル発電を予定している伊方原発3号機(愛媛県伊方町、加圧水型軽水炉89万キロワット)の定期検査の日程を発表した。来年1月7日に検査を開始し、2月上旬にMOX燃料を取り付ける。同24日から調整運転として送電を開始する予定。

 これら2計画を含め日本のプルサーマル導入計画は下記のとおりです。

        北海道電力        泊 3号

        東北電力        女川 3号

        東京電力        未定(3~4基)

        中部電力        浜岡 3号

        北陸電力        志賀(1基)

        関西電力        高浜 3・4号

        関西電力        大飯(1~2基)

        中国電力        島根 2号

        四国電力        伊方 3号

        九州電力        玄海 3号

        日本原電        敦賀 2号

        日本原電        東海 第2

        電源開発        大間

 温室効果ガス削減目標90年比8%削減(麻生政権時)でも20年までに原発9基の新増設が必要と試算されていたが、25%を掲げた新政権下ではより多くの原発推進が要求されるのではないだろうか危惧される。

 政府は72年、原子力開発利用長期計画にプルサーマル実施を盛り込みました。

電気事業連合会は、「2010年までに全国で16~18基で実施する」計画だったが、原発不祥事等で遅れ6月に5年延期を発表しました。

 国内初のプルサーマル原発が九州電力玄海原発で試運転に入りました。燃料はMOX燃料です、MOX燃料はプルトニュームとウランを混合させた燃料で、Mixed Oxide の略です。原発の使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムを、核分裂しやすいウランの代わりに使い、核分裂しにくいウランと混ぜて製造します。

これを軽水炉の原発で再び使うことをプルサーマルと呼びます。玄海原発では今回、193本の燃料集合体のうち、16本のMOX燃料を使います。将来は48本まで増やす計画です。

 本来プルトニュームは高速増殖炉で使うはずだったが、相次ぐトラブルで計画は頓挫し、たまる一方のプルトニュームを減らすため、軽水炉で使わざるを得なくなった。

プルトニュームは原子爆弾の材料になり、日本は使用目的のない余剰プルトニュームを保有しないという国際公約があるが、09年6月現在国内外に28.2トンのプルトニュームを保有している。

 MOX燃料はウラン燃料より少し低い温度で溶けて、放射能漏れにつながる恐れがある。しかし、運転中の軽水炉の最高使用温度は、溶け出す温度よりかなり低いので、安全との説明を電力会社はしている。しかし、軽水炉はウラン燃料専用で、MOX燃料を使うことには一抹の不安がある。