ばあちゃんは自分の視界の中にいる人が少ないと

不安を感じることが多いようで

「みんなどこへ行った?」と、聞いてくる。


我が家は4人家族なのだが

ばあちゃんにはそれが理解できない。


ばあちゃんにとっては

いるはずの人がいないのだ。


「おじいさんはどこへ行った?」

「おばあさんは?」


あなたがおばあさんだよ、と心の中で突っ込みを入れる。


「蒔田は?」


ばあちゃんのお姉さんが、蒔田という所に住んでいた。


「親方は?」


おそらく曾じいちゃんが百姓をしていた時に雇っていた人のこと。


ちなみに前述の”おじいさん” ”おばあさん”とは

曾じいちゃんと曾ばあちゃんのこと。


みんなばあちゃんよりも年上の人たちばかり。


とっくに亡くなっている。


最近、昔の記憶が蘇ってきた様子。

反対に現在のことはすぐに忘れてしまう。


認知症とは悲しい病気。

最近のマミーは以前と比べて
素直に感情を表すようになった。
自分に対して素直になった気がする。


気になることは口にし、
食べたいものを食べ、
買いたいものを買い・・・。


ただあまりに素直すぎて
出費が激しいような気もするが。
もともと金銭感覚が鈍い人なので
セーブがきかなくなると、コワイ。


病状が悪化し
自分がいつどうなるかわからないから
そうしてるらしいのだが、
この状態が5年も10年も続いたら
正直、困る。


生きてほしくないというわけでは決してないが
浪費が10年も続くのも困る。
家計が破綻する。


マミーには
トータルで物事を確認してもらいたいなぁ。
みんなで一つの家に住んでるんだから。

最近のばあちゃんは、まあまあ早起き。
前は起こさなきゃいつまでだって寝てたけど、
自ら起きる日が増えてきた。


デイサービスを週2回から3回に増やしたのが良いみたい。
デイサービスのことも「学校だ」と言って
楽しみにしてる様子。


認知症が進んでから、あまり外出してなかったんだけど
定期的に外出するようになって
生活にリズムが出来て、良い刺激になってるのかな。


通い始める前は、サービスを受けることに
拒絶反応を示したこともあったけど
適応してくれて、本当に良かった。


本人にとっても家族にとっても
とても良い経過を辿っています。

昨日私は仕事の日で
帰ってから
ばあちゃんどうしてるかなーと思ってたら
・・・寝てた。


また相手しなきゃなぁって
身構えて帰ったから、拍子抜け。


ご飯も、おかずをちょっと足さなきゃなぁって思ってたけど
マミーが惣菜を買ってきてて
それで事足りた。


ご飯食べて片付けて
さあ上に上がろう(私達の部屋は2階にある)と思ったら
ばあちゃんがいつの間にか起きてて
トイレに入って行った。


尿取りパットを取り替えなければならないので
扉を開けたら
オムツを下ろして、パットを外そうとしていた。


チャーンス!交換しよう!と思いパットを見てみると
パットが折りたたまってるっ。


しかもその上におしっこ垂らしてるっ。


おかげで床も私の手もズボンも
ばあちゃんのおしっこで濡れてしまった・・・。


でも、まあ、それと同時にスムーズにパジャマに着替えてくれたので
良しとしよう。

昨日はデイサービスの日。
朝起きる時はとてもスムーズで楽だった。


もう学校の時間か?とか言って自ら起き上がって
トイレに向かって、
顔を洗わなきゃって言って、顔も洗って。
帰って来てからも普通だった。


でも昨日は私がレッスン(習い事をしています)があったので
時間が来てお出かけしてくるよーって、声をかけた。
そうしたら、どこに行くんだ!って怒り出した。
言い方がまずかったか・・・。


家に帰ったらまだ様子がおかしかった。
話を聞いてみると
どうやらベッドを動かして
和室の窓側にスペースを作って
窓を開けて
そこから客人にお茶を出そうとしてたらしい。


時間は夜の10時。


こんな時間に客人などいる筈がないのだが
ばあちゃんにそんなことは理解できない。


客観的事実ではなく
自分の頭の中が全てなのだ。


自分なりに落ち着いて
でもマイペースに相手をしてたら
そのうち落ち着いて、寝た。
あぁ、深夜に徘徊することにならなくて良かった。