伊豆急8000系TA-7編成に組み込まれた8500系由来の先頭車クモハ8152号車の注目ポイント | TKKseries8000‐677

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東京急行メインに旧大東急系の京王帝都・小田急・京浜急行など
撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真

TA-7編成 @熱海

 

さて、↑のクモハ8152号車

 

一見するとごくごく普通の8000系改造の先頭車ですが、これの正体は実は8500系

 

伊豆急8000系は先頭改造車も含めて基本的には全て東急8000系からの改造で賄われていますが、こちらのクモハ8152号車は元々東横車輛電設(現在の東急テクノシステム)で改造された東急8000系列の地方譲渡へ向けたプロトタイプ車で、元は8617Fに組み込まれていたデハ8723号車・・・つまり伊豆急8000系で唯一8500系をベースに改造されたのが、こちらの車両です。

 

 

前面周りは改造されているので当然種車の面影は無し

 

8000系の顔をした8500系と言うのもなかなか面白いですね。。。

 

 

そして最大の注目ポイントである側面の方向幕部分や車側灯の数

 

 

8500系ベースなので当然方向幕部分の大きさは大きく、車側灯の数はパンタ付のデハでも8000系の4つに対して3つとなっています。

 

 

面白いのはデハ8100形からの改造車に合わせて、車側灯の数が後方に1つ増やされている点でして、ベースとしては廃車発生品の既存の車側灯だとは思われますが、処理の仕方が東急現役時代では見られない形態なので非常に興味深いです。

 

 

前方の車側灯は・・・といいますと、こちらは逆に撤去されているという・・・

 

大多数派の8100形改造車に合わせる為だと思いますが、1個増設したにも関わらず、既存のものを1個撤去しているというのはなかなか面白いですねw

 

ということで、運用的になかなか狙って遭遇できる存在ではありませんが、伊豆急行線や伊東線に乗られた際にクモハ8152号車に遭遇した際にはちょっと注目して乗ってみると面白いかもしれません。