=2075=自民党の「自ら身を切る」とは…。怒れ!国民! | 老コンサルの残日録

=2075=自民党の「自ら身を切る」とは…。怒れ!国民!

明日からは2泊3日の予定で石川県の山城散歩。明日は東京発なので能登・宝達志水町(旧押水町)の末森城だけで金沢泊まり。5日は加賀・白山市(旧鶴来町)の船岡城と小松へ移動する途中の小松市・岩倉城。手前の鳥越城は素晴らしかった。6日は時間調整を兼ねて加賀市の大聖寺城。この辺はだいぶ前だが10年ほど仕事に来ていたので割に詳しい。温泉場だし帰路は小松空港からだから、雨だったり疲れてたり時間が余ったら立ち寄り湯もいい。いい計画だ。


4城の資料を整えちょっと一服とNETニュース。来年4月からの消費増税(飽くまでも予定だが)を受けて自民党は<議員が身を切る姿勢>をアピールし国民に理解を求める必要があると、党・政治制度改革実行本部(平沢勝栄小委員長)の「新しい国会のあり方小委員会」の改革案「衆参委員長の手当廃止、専用車も削減」を了承するという。


はてな?何をドウする?読んで余りにもバカバカしいのに呆れ、国民に仕えるべき議員の傲慢さとそれをソウと思わない考えに腹が立った。改革案に曰く


「国会開会中に衆参両院の常任・特別委員長に払われる1日6千円の手当を廃止する」。なんと!今でも国会開会中は委員会が無い日も土曜も日曜も祝日でさえ「議会雑費」として手当が出てるという。民間会社なら、残業しないのに残業手当を、出勤してないのに土日祝日出勤手当をもらったら即クビ。今までずっとやってきた<ねこばば=クビになること>を止めるのが彼等にとって<身を切る>ことなんだ!なに?別に請求はしてないからいいんじゃあ?まさに税金ドロボー。ところでソウしたら税金の無駄遣いを幾ら減らせる?こんまい金額だ。こういう狡い人達を議員に選んだ国民はそも何者?


「国会専用車削減」?アホらしい。「削減」でなく「全廃」すべきだ。近い所は歩く、どうしてもクルマが必要なら高いハイヤーでなく安いタクシーを民間並みにチケットを制限して使えばいい。国会議員727人にかかる税金は800億円、1人1.1億円、その他に衆参合わせて職員が4千人。


国会職員の報酬は中央官庁の官吏のソレよりずっと高く民間人から見れば<神>の領域。彼等の総人件費は仮に少な目にみて1人平均1千万円としても年間400億円という膨大な金額。専用運転手はたぶん衆参併用でなく衆参別々で人数も多くおまけにベラボーな高給取り。はてな?彼等は国会閉会中は何してんだろ?何もやる事ない?でも給料は…。国会専用車は要らない。


727議員に4,000職員、なんと!1議員に5.5職員、ばかな!まさか??国家改革で<身を削る>とは、先ず議員を3割減らして500人に減らし1人当り予算を3割減らして0.77億円に、今の800億円を390億円にし410億円の<ムダ>を無くすこと。更に議員1人に5.5人の職員を3割減らして3.8人にすると4,000人が52.5%減の1,900人になり1人当り報酬を3割減らしても700万円とベラボーだが、それでも職員年間総人件費は67%減の133億円で267億円の<ムダ>が減る。


両院の議員と職員の定員を削減し、現在の報酬を国民が「この位なら、まっ仕方ないか」レベルの報酬に減らすだけで合せて677億円の<ムダ>が減る。両院の人件費以外の経費までメスを入れたらドウなる?自民党は国会改革で<議員みずから身を切る>姿を国民に訴え消費増税の理解が欲しいなら最低でもこの位の事をしないと国民は納得しない。なのに…、なんだ、これは?平沢さん、石破さん、安倍さん、国民をバカにしてるのか?(もちろんソウですよ、と聞こえる)。ズレまくり、まさしくは根っからの税金ドロボー。


でも彼等をソウしたのは善良な国民。騙され易い国民を騙したのはダレ?そんなの、決まってるじゃあないですか。明日から3日間のBLOGは休みです。